
新海誠氏の劇場アニメーション「秒速5センチメートル」を実写化した劇場用実写映画「秒速5センチメートル」が公開されたことを記念して、新海氏の映画作品の中から「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「雲のむこう、約束の場所」が、TVerにて3週連続で配信されている。あわせて、新海氏が劇場アニメーション「秒速5センチメートル」制作当時のエピソードや名場面を主要スタッフとともに振り返る座談会や、特別インタビューを収めた「『秒速5センチメートル』特別映像 - ある春の記憶 -」もTVer限定で配信中。いずれもTVer初配信となり、無料で視聴可能となっている。
■“新海ワールドの原点”…「秒速5センチメートル」で初の実写化
“新海ワールドの原点”との呼び声も高い「秒速5センチメートル」は、公開から18年たった今も日本のみならず世界中で愛されている名作で、本作は新海誠作品では初の実写化となる。実写映画のメガホンを取ったのは奥山由之監督。34歳の映像監督・写真家で、これまで「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」、星野源「創造」のミュージックビデオを監督。2024年公開の自主映画「アット・ザ・ベンチ」では演出家としての手腕を評価されたクリエーター。本作は奥山監督にとって初の大型長編商業映画監督作だ。
主演は松村北斗。新海氏が「最も信頼している」と評価する俳優・松村は、新海監督作「すずめの戸締まり」で閉じ師・宗像草太役を務めた。なお、松村にとって本作が初の単独主演映画となる。共演には高畑充希の他、森七菜、青木柚、木竜麻生、宮崎あおい、吉岡秀隆らが名を連ねた。
主題歌は、米津玄師「1991」。1991年は物語の主人公・遠野貴樹と転校生・篠原明里が出会った年であり、米津玄師の誕生年でもある。劇中歌には、原作でもおなじみの山崎まさよし「One more time, One more chance」。本作のためにリマスター版としてアップミックスされた。
本作は、2024年から2025年にかけて四季をまたぎ、東京や種子島など全編をロケ撮影で制作。「自らの中に残る“センチメンタル”をこの作品に全て置いていくつもりです」と意気込みを語る奥山監督による“奥山版「秒速5センチメートル」”が完成した。
■劇場用実写映画「秒速5センチメートル」TVer特別ブース概要
なお、劇場用実写映画「秒速5センチメートル」の公開を記念して、劇場用実写映画「秒速5センチメートル」の非売品ノベルティーが抽選でもらえるTVer特別ブースも出展される。ブース入場料は無料で出展日時と出展場所は、以下の通り。
11月1日(土)~11月3日(月)朝11:00-夜7:00
ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい
11月1日(土)~11月2日(日)朝10:00-夜7:30
新千歳空港ターミナルビル 国内線2階 センタープラザ
■劇場用実写映画「秒速5センチメートル」公開記念特集作品ラインナップ
「秒速5センチメートル」(2007)※10月25日配信
「『秒速5センチメートル』特別映像 - ある春の記憶 -」※10月25日配信
「言の葉の庭」(2013)※11月1日(土)配信予定
「雲のむこう、約束の場所」(2004)※11月8日(土)配信予定
※配信スケジュールは予告なく変更となる可能性あり。
■「秒速5センチメートル」あらすじ
「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」小学生のタカキとアカリは、特別な思いを抱きあう仲。しかし卒業と同時に、アカリの引越しにより離れ離れになってしまう。中学生になり文通を重ねる二人だが、今度はタカキも鹿児島への転校が決まる。引越す前にアカリに会おうと、大雪の中タカキはアカリの元へ向かう。
時は過ぎ、種子島で高校3年生になったタカキは、同じクラスのカナエに好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。カナエにとってタカキは、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に思いを巡らせる。「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」からなる連作アニメーション。
■「言の葉の庭」あらすじ
「“愛”よりも昔、“孤悲”のものがたり。」靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、一人缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。二人は約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。
“デジタル時代の映像文学”で世界を魅了する新海氏が描く、愛に至る以前の孤独。万葉集の一篇から始まる“孤悲(こい)”の物語。
■「雲のむこう、約束の場所」あらすじ
「あの遠い日に 僕たちは、かなえられない約束をした。」日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な“塔”まで飛ぼうと、自力で小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。二人は憧れの少女・サユリとある約束をするが、中学3年の夏、サユリは突然転校してしまう。
3年後、ヒロキはサユリがあの夏からずっと原因不明の病により眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキだった。新海監督による、初の長編劇場アニメーション作品。
※宮崎あおいの「崎」は、「タツサキ」が正式表記

