
ディズニー・アニメーション最新作「ズートピア2」(12月5日[金]公開)で監督・脚本を務めるジャレッド・ブッシュ、共同監督のバイロン・ハワード、そしてストーリー責任者のキャリー・リャオのインタビューコメントが到着した。
■ジュディとニックの個性が試される続編
本作で監督と脚本を務めたブッシュは「最初の映画では、彼らは約48時間だけパートナーだったので、まだお互いについて学ぶべきことはたくさんあります。最初のハードルは乗り越えましたが、今度は長期的にチームとして機能するのか見極めなければなりません。ジュディとニックは性格が大きく異なり、今作では彼ら二人の関係やお互いの個性が試される新しい冒険・困難に直面します」と本作の見どころを語る。
そして、前作から引き続き今作でも監督を務めるハワードは「ニックの現実主義で皮肉屋なところを生かしたかったし、ジュディの理想主義な性格も大切にしたかったんです。彼らはとても賢いので常に互いを出し抜こうとしますが、観客はそんなニックとジュディの掛け合いを楽しんでくれていたので、引き続きその関係性を発展させたいと考えました」とコメントした。
■新キャラクターは爬虫類
「ズートピア2」は前作の直後から始まる。ジュディとニックは、まだ始まったばかりのパートナーシップに苦労しながらもバディとしての絆ができ始めた矢先、ズートピア随一の有力家系リンクスリー家の数十年にわたる謎に巻き込まれることとなる。
100年ぶりに動物都市に現れたヘビのゲイリーをきっかけに、二人は再びバディを組んで潜入捜査を行い、ズートピアの過去に秘められた巨大な謎に挑むことに。
ブッシュは「前作には爬虫類は登場しませんでした。そこで今回は、哺乳類と爬虫類の対比を取り入れることで、ジュディとニックがいかに異なる存在であるかを際立たせたかったんです。そして『果たして彼らはどう共存できるのか?』という問いを、観客に投げかけたいと考えました」と、新キャラクターのゲイリーを登場させた意図についてコメントした。
■不完全な二人の絆が共感を呼ぶ
ある非公式の潜入捜査が思わぬ方向へと転じ、ジュディとニックは自ら指名手配犯となってしまう。二人は街のこれまで描かれなかった地域に潜入したことで、深まるパートナーシップがかつてない試練にさらされる。
本編では、ジュディとニックは互いに欠けた部分を補い合うことで、“唯一無二の“最強コンビ”としての存在感を発揮していく。
ストーリー責任者のキャリー・リャオは「前作で二人は素晴らしい関係性を築きましたが、今作ではそのパートナーシップがこれまでにない形で試されます。あらゆる関係は進化しますよね。パートナーであることの本当の意味とは何か?『ズートピア2』のストーリーの中心には大きな謎が存在しますが、その核となるのは、ジュディとニックの関係性です」とストーリーを振り返る。
そして、「彼らは決して完璧な存在ではありません。だからこそ観客は彼らに共感できるのだと思います。この不完全なコンビは常にベストを尽くし、ときには衝突しながらも、最終的にはお互いを本当に大切に思っているのです。」と付け加え、二人の互いを思いやる関係性に触れた。
■ズートピア2 ストーリー
映画「ズートピア」(2016年/ディズニープラスで配信中)に続く物語。
物語の舞台となる夢の楽園“ズートピア”は、かつての肉食動物も草食動物も、大きな動物も小さな動物も、あらゆるタイプの動物たちが平和に暮らす超ハイテクな文明社会。そして「誰でも夢をかなえられる」という理想の楽園。
その街で暮らす、前向きで夢を信じるズートピア初のウサギの警官・ジュディと、元詐欺師で皮肉屋だけど頼れるキツネの相棒・ニックは、何もかもが正反対でありながら特別な絆で結ばれている。ある日、突如現れたヘビのゲイリーをきっかけに、二人は再びバディを組んで潜入捜査を行い、ズートピアの過去に秘められた巨大な謎に挑んでいく。


