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「僕にとってサンタクロース」佐久間大介が語る内田組の絆 北川景子が新境地で挑む、 禁断の二面性

「僕にとってサンタクロース」佐久間大介が語る内田組の絆 北川景子が新境地で挑む、 禁断の二面性

「ナイトフラワー」
「ナイトフラワー」 / ※ザテレビジョン撮影

北川景子が主演を務める映画「ナイトフラワー」の完成披露試写会が10月28に都内で開催され、北川、共演の森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太、田中麗奈、光石研、内田英治監督が登壇した。

■北川景子がほぼスッピンで強くたくましい母を熱演

同作は、「ミッドナイトスワン」(2020年)で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督の最新作。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた主人公・永島夏希(北川)が、2人の子供の夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていくヒューマン・サスペンス。

北川は、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁でまくし立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、今まで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演。そんな夏希のボディガードとなる格闘家・芳井多摩恵を森田が演じる。

■北川景子「愛の力が人間を突き動かす」

北川は、本作で演じた主人公・永島夏希について「一人で子供を二人育てる一生懸命な母親の役です。子供が餃子を食べたいと言ったら何とかして餃子を手に入れたり、バイオリンが弾きたいと言ったら何とかしてその願いを何とか叶えようとする、とても愛に溢れるお母さんだと共感できました」と語り、役への深い理解を示した。また、これまでのイメージとは異なる「ガチガチの関西弁」についても触れ「新鮮に映るかもしれません」と新境地に自信を覗かせた。

作品全体を通して北川は、「親子愛、友情、家族愛など様々な愛の形が描かれています。誰かを愛し、愛されることで、普段湧いてこない力が湧き、想像もしなかった未来が見えてくるような作品です。きっと観終わった後に、大切な人を改めて思い返したり、抱きしめたくなったりするきっかけになるはず」と熱弁した。

■森田望智、半年の猛特訓で肉体改造

夏希のボディーガード・芳井多摩恵役の森田は、役作りのために半年間のトレーニングで7kg増量したことを告白。「内田監督から明確に何キロ増量してくださいなど、指示はなかったものの、『上手くいったらそういう脚本にする』と言われ、自分にプレッシャーをかけました」と壮絶な役作りを振り返った。

北川も森田のストイックさに感嘆し、「初めて会った時に知っている森田さんの大きさではなかったので驚きました。撮影中も筋力維持に努力する姿を見ていました」と語る。森田は寝る前にステーキやお米を積極的に食べるなど「格闘技で戦っていると生きている実感が湧き、役をつかむ大きな手がかりになりました」と、肉体的・精神的なアプローチが役作りに繋がったことを明かした。

■佐久間大介「内田監督からジャージをプレゼント」

内田組への参加が続く佐久間大介は、内田監督のおしゃれな一面に触れ、「着ていたジャージがかっこよくて「欲しいです」とお願いしたら、次の日に新品を買ってきてくれた。僕にとってサンタクロースです」と心温まるエピソードを披露。監督も、佐久間を含めた常連キャスト陣に対し、「皆さんとの『第二章』として、まだ見ぬ良い部分を出したいと思っていました」と、新たな一面を引き出すことに注力したことを明かした。

一方、初の演技挑戦となった渋谷龍太は、「撮影が終わるまで『俺が出ていいのか』と緊張していました」と率直な気持ちを吐露。しかし、「北川さん、森田さん、佐久間くんがすごく話しかけてくれて、緊張を解きほぐしてくれたおかげで、芝居が楽しいと思えました」と共演者への感謝を述べた。

森田は渋谷の演技について「仕草などがとても自然で、役を深くプロファイリングして考えているのが伝わりました」と絶賛。監督からも「役の過去や生き様などを全部書き出して話しましょう、と。そこまで考えてくれていた」と、渋谷の真摯な役作りを評価した。

■ 田中麗奈、作品の奥深さを語る

大学生の娘の素行に悩む母親・星崎みゆき役の田中麗奈は、「夏希さんに感情移入してしまって、母親として子供を守らなきゃという情熱や母性の大きさに共感しました」と語った。その一方で、「彼女がしていることは善なのか悪なのか、疑問も湧いてくる。私の役が、そのことについて考えさせるきっかけになれば」と、作品が問いかける倫理観にも触れ、奥深いテーマ性を強調した。

多摩恵が所属するジムの会長・多田真司役の光石研は、森田の肉体改造に驚きつつ、「北川さん、森田さん、田中さんの女優三人組は恐ろしいくらい素晴らしい。特に北川さんは切り替えがすごすぎて怖い」と、女優陣の圧倒的な演技力と集中力に舌を巻いた。

さらに、内田監督は、本作を「『ミッドナイト・スワン』の脚本執筆中に構想が浮かんだ」と明かし、「自分の中では『真夜中シリーズ』と呼んでいるんですけれど。昼の光が当たらない、夜に生きる人々に興味を惹かれるんです。同じ東京の深夜に生きる、リアリティのあるキャラクターたちを描きました」と、前作との共通点や作品の根幹にあるテーマを語った。

■キャスト陣が明かす「もしもう一つの顔を持つとしたら?」

舞台挨拶の後半では、「もしご自身がもう一つの顔を持つとしたら?」というユニークなテーマでトークが展開された。

北川と森田は共に「ライブで熱唱」と回答し、佐久間、渋谷のように人前で歌って自分を表現することへの憧れを明かした。佐久間は「内田監督」と回答し、クリエイターとしての監督への尊敬を示した。

渋谷は意外にも「噺家」と回答し、「人を笑わせることに興味があった」と幼い頃からの夢を語り会場を驚かせた。田中は「映画館で働く」と、映画への愛情と人間観察への好奇心を覗かせ、三石は「ミュージシャン」と答え、会場を和ませた。

そして内田監督は「非情な顔」と、音楽への深い愛とクールな表現者への憧れを語り、豪華キャスト陣それぞれの個性的な一面が垣間見えた。キャスト陣が「ナイトフラワー」で織りなす“愛の力”を、ぜひ劇場で体感してほしい。

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