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大谷翔平が記録した4申告敬遠の裏で見過ごせないド軍24歳の大スランプ…絶望的な打率.083に元日本人メジャーリーガー苦言「なんとかしてほしい」

大谷翔平が記録した4申告敬遠の裏で見過ごせないド軍24歳の大スランプ…絶望的な打率.083に元日本人メジャーリーガー苦言「なんとかしてほしい」

ロサンゼルス・ドジャースは現地10月27日、本拠地でのワールシリーズ第3戦でトロント・ブルージェイズを延長18回の末、6対5で下しサヨナラ勝ち。対戦成績を2勝1敗とし、2連覇に前進した。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は4打数4安打3打点(4申告敬遠、1四球)と大活躍。ポストシーズン1試合9出塁の新記録を樹立した一方、下位打線を担う24歳の外野手は大スランプから抜け出せず苦戦している。

 5対5で迎えた延長18回、ドジャースは先頭のフレディ・フリーマンがブルージェイズ9番手左腕ブレンドン・リトルが投じた6球目の甘いシンカーを見逃さず強振。センターバックスクリーンに叩き込むサヨナラホームランで6時間39分の死闘にケリをつけた。

 16安打のうち4本はソロ弾。二桁安打をマークしたドジャースだが、9番・中堅でスタメン出場したアンディ・パヘスは5打数ノーヒット。凡打を積み重ね、大谷、ムーキー・ベッツ、フリーマンら上位打線につなげることができなかった。延長13回には1死三塁とサヨナラの好機で打席が回ってきたが、代打を送られベンチに退いた。

 メジャー2年目の今季は156試合に出場し、レギュラーシーズンで打率.272、27本塁打、86打点と結果を残したパヘス。だが、頂点に向けた短期決戦では調子が上がっておらず、ワールドシリーズ開幕前までは10試合35打数3安打で打率.086、1打点と大不振。同シリーズはここまで3試合を終え、安打は第2戦の8回に放った中前打1本のみ。打率はついに.083まで低迷し、出塁率.120、OPS.224と絶望的な数字にまで落ち込んでいる。
  パヘスの不振についてアナハイム・エンジェルス(当時)、シアトル・マリナーズなどで中継ぎとして活躍した長谷川滋利氏は「なんとかしてほしいですね」と苦言を呈した。アマゾンプライムで生配信されたワールドシリーズ第3戦の解説を務めた同氏は大谷が同シリーズ119年ぶり2人目の1試合4長打を成し遂げると、大谷の前を打つパヘスについて言及。次のような辛口コメントを並べた。

「大谷選手が好調なだけに、なんとか出塁してランナーをためてほしい」
「状態を上げてくれないと、打線がつながらない」
「パヘスのところで勢いが止まってしまっている」

 5打席目から大谷がブルージェイズから徹底的に勝負を避けられ、4打席連続で申告敬遠されてしまっている事態に敵軍の戦略に理解を示しつつも、パヘスの不振が少なからず影響していると指摘した。

 ポストシーズンは主に9番での起用が続いているパヘス。ロバーツ監督は同選手の不振を認めているものの、「彼は非常に堅実な守備を見せている。それが試合に出場している理由の大きな部分だ」と話し、守備での貢献度を強調する。しかし一方で、「他の選手を使う決断を熟考したことはある」とも明かしており、状態次第ではアレックス・コールらを起用する可能性に含みを持たせている。

 ワールドシリーズは最後までもつれれば、あと4試合。大谷ら上位打線が好調の裏でロバーツ監督はこのままパヘスの復調を待つのか。指揮官の決断は如何に――。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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