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「今じゃ絶対アウト」朝ドラで話題沸騰のオトナ向けアニメ『千夜一夜物語』を“地上波放送”で観たファンから衝撃の声

「今じゃ絶対アウト」朝ドラで話題沸騰のオトナ向けアニメ『千夜一夜物語』を“地上波放送”で観たファンから衝撃の声


手塚治虫さんがモデルの「手嶌治虫」役を演じる眞栄田郷敦さん(2020年2月、時事通信フォト)

【画像】え…っ? 「パッケージでもう丸出し」こちらがやなせさんが手塚さんと作った「オトナ向けすぎる映画」です

「開始早々視聴中止に…」

 マグミクスが配信した「『丸出しでびっくり…』 朝ドラ『あんぱん』で本編出せなかったオトナ向けアニメ『千夜一夜物語』観たファンから衝撃の声」という記事に、多くの反響が寄せられています。朝ドラ『あんぱん』をきっかけに、YouTubeで期間限定配信された1969年の大人向けアニメ映画に対し、読者から驚きと感嘆の声が相次いでいます。

 元となる記事では、手塚治虫さんが原案・総指揮、やなせたかしさんが美術監督・キャラクターデザインを担当した劇場用アニメーション映画『千夜一夜物語』について紹介しました。1969年に公開されたこの作品は、大人向けアニメ映画として当時異例の配給収入2億9000万円の大ヒットを記録し、年間興収5位にランクインする成功を収めています。2025年8月17日から同年9月17日14時の期間、YouTube「手塚プロダクション公式チャンネル」にて期間限定配信されると、視聴者からは映像美や過激描写、豪華な制作陣について反響が寄せられました。

 読者コメントの全体的な傾向を見ると、やなせたかしさんの『アンパンマン』とのイメージギャップに対する驚きの声が目立ったほか、1969年という時代を考慮した映像技術の高さへの称賛の声、そして当時の表現規制の緩さや時代背景に対する懐かしさの声が多く見られました。

「アンパンマンのかわいらしいイメージしかなかった」という声に代表されるように、多くの人がやなせさんの多才さを改めて実感している様子です。あるコメントでは「彫りの深い顔立ちの登場人物をたくさん出して動かした」技術力への感嘆が示されています。また映像美についても「背景の描き込みが今観てもすごい」という声が寄せられ、シネスコサイズでの制作など、当時のアニメーション映画としては意欲的な試みが行われていたことへの驚きが表現されています。

 作品の過激な内容についても多くのコメントが寄せられました。奴隷市場でのヒロイン登場シーンや女護島での場面など、エロティックな描写の多さに「地上波では放送できなそう」という現代との違いを指摘する声が見られます。しかし、そうした内容も含めて「芸術的でぐっと引き込まれる作品」として評価する意見が多く、単なる過激さではない芸術性の高さが認識されているようです。ある読者は当時の時代背景について「規制が緩かったというよりも世の中が大らかだった」と振り返り、現在との文化的な違いを冷静に分析しています。

 また興味深いのは、水曜ロードショーでの放送を覚えている読者の体験談です。「子供の頃TVで視聴したが開始早々母親から視聴中止を食らった」という思い出を語る読者のコメントからは、当時の家庭での反応が生々しく伝わってきます。

 朝ドラ『あんぱん』をきっかけとして多くの人が知ることとなった『千夜一夜物語』は、やなせたかしさんの意外な一面と日本アニメ史における貴重な作品として、改めて注目を集めているようです。

配信元: マグミクス

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