最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
CLマルセイユ戦でPK2発のエムバペ、マドリーで8回目の「ドブレーテ」、64試合で通算50得点に到達! 一方で「報われない」最多得点記録も樹立…

CLマルセイユ戦でPK2発のエムバペ、マドリーで8回目の「ドブレーテ」、64試合で通算50得点に到達! 一方で「報われない」最多得点記録も樹立…

レアル・マドリーは現地時間9月16日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のリーグフェーズ第1戦で、マルセイユを2-1で下して白星発進を切った。このホームゲームで2つのPKを決めて逆転勝利の立役者となったのがエースのキリアン・エムバペだった。

 5分にトレント・アレクサンダー=アーノルドが負傷退場するアクシデントに見舞われ、22分にはティモシー・ウェアの先制ゴールを許したマドリー。しかしその2分後、ロドリゴが倒されて得たPKを背番号10がゴール左隅に蹴り込んで追いつくと、ダニ・カルバハルの退場(72分)による数的不利を追った中で、81分に相手DFによって再びPKを獲得し、またしてもフランス代表FWは同じコースへのシュートでゴールネットを揺らしてみせた。
 「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選ばれえたエムバペは、「とても良い気分だ」「シャビ・アロンソ監督が望むことを僕はやる。彼は高い位置でのブロックを求めていて、前線でボールを奪えればチャンスを創れる。それに慣れていけば、チームがトロフィーを勝ち取る助けになるだろう。僕はチームを助けたい。得点でも、プレスでも、アシストでもだ」と、チームプレーヤーとしての姿勢を強調。そんな彼について、指揮官は「キリアンのインパクトは本当に凄い」と感嘆を隠さなかった(マドリードのスポーツ紙『MARCA』より)。

 GKティボー・クルトワは、「問題は11人全員が、チーム全体として守備をしない時に起きる。新しい監督は、ウイング選手やキリアン、そしてアルダ・ギュレルのような攻撃的MFにも厳しく守備を要求する。彼らは素早く戻らなければならない。それがこれまでとは大きな違いであり、続けなければならないことだ」と指摘し、エムバペが攻撃に特化した選手ではないことを強調したが、26歳の点取り屋は、チーム貢献の手段のひとつとして、ゴールについては「できるだけ多く決めたい」と、改めて試合後に抱負を語っている。

 それは今季、すでに実行されており、ここまでの公式戦5試合で6ゴール。1試合1点以上というハイペースを続けている。マドリーに加入1年目の昨季、いきなりラ・リーガの得点王に輝き、さらに欧州ゴールデンシューも受賞するなど、個人ではいきなり輝かしい実績を残した彼の勢いは持続されており、このマルセイユ戦でのPK2発により、同クラブにおける「ドブレーテ(スペインでの1試合2得点の呼称)」は通算8回目となった。
  そして、この「快挙」(ブラジルの総合メディア『Globo』より)で彼のマドリーにおける通算得点は50点に到達。それは64試合でのプレーで達成されたものであり、同クラブのレジェンドでは、“元祖”ロナウド(73試合)、ウーゴ・サンチェス(77試合)、カリム・ベンゼマ(106試合)、ラウール・ゴンサレス(114試合)を上回る。なお、これを報じたスポーツ専門チャンネル『ESPN』によれば、現在の相棒であるヴィニシウス・ジュニオールは202試合を要している。

 ちなみに1試合平均0.78点というハイペースではあるが、名門クラブの歴史においては、エムバペを超える数字を記録した選手は存在しており、その顔ぶれはフェルナンド・サニュード(47試合)、ガスパー・ルビオ(49試合)、クリスチアーノ・ロナウド(54試合)、フェレンツ・プスカシュ&アルフレッド・ディ・ステファノ(56試合)、マヌエル・アルダイ(57試合)、プルデン(62試合)、パヒーニョ(61試合)となっている(『ESPN』より)。
 
 一方、前出の『MARCA』紙が紹介したゴールにまつわる記録は、彼の得点能力を示すものでありながら、ややネガティブでもある。それは、「優勝経験のない選手によるCLでの最多得点者」というもの。彼はここまで、モナコで6ゴール(9試合)、パリ・サンジェルマンで42ゴール(64試合)、マドリーで9ゴール(15試合)の計57ゴールを挙げているが、まだビッグイヤーには手が届いていない。同メディアによれば、この“報われない”記録のランキングは以下の通りである。

1位:キリアン・エムバペ(57点)
2位:ルート・ファン・ニステルローイ(56点)
3位:ズラタン・イブラヒモビッチ(48点)
4位:アントワーヌ・グリーズマン(42点)
5位:セルヒオ・アグエロ(41点)
6位:ハリー・ケイン(40点)
7位:エディンソン・カバーニ(35点)
8位:ダビド・トレゼゲ(29点)
8位:ロイ・マカーイ(29点)
8位:エディン・ジェコ(29点)

 また、マルセイユ戦の2つのPKで、とりわけ勝敗を決した2つ目については微妙なもので、ロベルト・デ・ゼルビ監督が「仮に自チームに恩恵があったとしても、恥ずべき判定」と批判するなど、物議を醸した。『MARCA』紙はこのPKにより、マドリーがCL史上で最も多くのPKを獲得したチームであると報じている。こちらのランキングは以下の通り。

1位:レアル・マドリー(63本)
2位:バイエルン(62本)
3位:バルセロナ(56本)
4位:マンチェスター・シティ(37本)
5位:アーセナル(36本)

構成●THE DIGEST編集部

【動画】エムバペが2発! CLマドリーvsマルセイユ戦ハイライト
【動画】堂安が2ゴール・1アシストの活躍!2節ホッフェンハイム戦ハイライト

【動画】上田綺世が2ゴール!相手DFの退場を誘発する突破も
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ