話芸のスペシャリストである兵動大樹(矢野・兵動)がノンストップで喋り続けるトークライブ『兵動大樹のおしゃべり大好き。』シリーズ第47回目のツアーが8月から始まっています。8月30日(土)、31日(日)には初めて大阪・梅田芸術劇場メインホールで2デイズを開催し、両日ともにチケット完売。今回は、オープニングアクトにサプライズゲストとして歌手の荻野目洋子が登場した2日目の模様をレポートします!

荻野目「なんでここに呼ばれたのか…」
『兵動大樹のおしゃべり大好き。』は、この1年間、兵動の身に巻き起きた出来事をしゃべり続ける、兵動にとってライフワークともいえるイベントです。12月までに全国15会場17公演を実施。今回の大阪公演では、1日目に落語家の笑福亭鶴瓶が登場しました。
2日目の前説を担当するのは、このイベントの常連であるピン芸人の藤田兄さん。観客から「兄さ~ん!」と親しみの込められた声援が飛び交います。

まずはオープニングアクトに登場する人物を紹介。しかし時間の都合で、出演できるのは1組だけです。
1組目は兵動のリクエストである「昭和時代のアイドル」とだけ明かされ、2組目は、しましまんず(フジイテルオ、すなやま心すなお)の2人。出演者はルーレットで決定しますが、モニターには「しましまんず」が多めのルーレットが映し出されます。

お客さんの掛け声で止まったのは、案の定(?)「しましまんず」でした。ステージにフジイとすなやまが現れ、漫才が始まろうとしたそのとき、ルーレットが再び回り出し、「昭和時代のアイドル」でストップ……!? モニターには荻野目の名曲「六本木純情派」が映し出され、どよめきが止まりません。
するとステージ中央のせり上がりから、荻野目が登場! 割れんばかりの拍手と大歓声のなか、荻野目の歌声が会場に響きます。
歌い終わった荻野目は、なぜか「なんで?」とお客さんに質問……。荻野目が改めて「なんで私が今日、ここへお招きいただいたのかまだ知らないんです」と明かしてお客さんは大笑いです。

荻野目のコールでおしゃべりスタート
興奮冷めやらぬまま、続いて大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー」へ。荻野目のコンサートで恒例だというコール&レスポンスをお客さんと練習したあとに、曲がスタートします。
その間奏で、荻野目に呼び込まれて兵動が客席扉から登場! 楽曲に合わせて兵動が体を揺らして通路を練り歩きます。ステージに上がると、兵動は藤田兄さんやしましまんずも加わった“ひょうきんダンシングチーム”でゆる~くダンス! 大盛り上がりのオープニングアクトとなりました。
歌唱後、荻野目が「おもしろいことが起こるんじゃないかと思ってオファーを受けました」と話すと、兵動は恐縮。兵動は特に「六本木純情派」が大好きだそうで、歌詞の一節「雨の六本木」をマネして歌っていたと振り返ります。

そして、荻野目の掛け声で、この日の“おしゃべり”がスタート! 兵動は、1日目が3時間にも及ぶ大長編になったと明かし、「だから今日も3時間くらいは覚悟してください。笑わせるようにがんばりますので」と語りかけると、会場から大きな拍手が起きました。
この日のおしゃべりは、とっておきのビビリ話から、おなじみの2人の愛娘たちとのエピソードなど盛りだくさんの内容で、やっぱり予定時間を大幅にオーバー! 最後まで大笑いのまま幕を下ろしました。
