最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
今度こそ! ARTAシビック佐藤蓮が驚速アタックで2連続ポール。今季ホンダ勢初勝利狙う|スーパーGT第6戦

今度こそ! ARTAシビック佐藤蓮が驚速アタックで2連続ポール。今季ホンダ勢初勝利狙う|スーパーGT第6戦

9月20日、スポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションはGT500クラスが16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(大津弘樹/佐藤蓮)、GT300クラスが7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)だった。

 各車が通常の係数通りのサクセスウエイトを積む最後のレースであるSUGO戦。ランキング下位でウエイトの軽いチームにとっては、ハーフウエイトの第7戦、ノーウエイトの最終戦を前に是が非でも結果を残しておきたいところだ。

 予選日は朝方まで降った雨の影響で、午前中の公式練習はウエットコンディションでスタートし、途中からドライタイヤでも走行可能なダンプコンディションに変化した。そして午後に向けては再び雨が降り出す心配もあったが、14時05分からの予選は完全なドライコンディションで行なわれた。

■GT500

 GT500のQ1は、曇り空で路面温度も30℃を下回るということもあってか、アウトラップを終えてからのウォームアップラップを2周以上入れるのが定石の流れであった。

 16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの大津弘樹が1分09秒825でトップに立ったが、それを大きく上回るタイムで回ってきたのが39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛。1分09秒365はコースレコードを更新するスーパーラップで、堂々のトップ通過を果たした。

 2番手は16号車ARTA、3番手は3号車Niterra MOTUL Zと、トヨタ、ホンダ、日産各陣営の比較的ウエイトの少ない車両が揃い踏み。しかし驚きは、燃料流量が3段階落とされているランキングトップ3のスープラ(1号車au TOM'S GR Supra、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、38号車KeePer CERUMO GR Supra)が誰もQ1で敗退しなかったこと。特にポイントリーダーの1号車au TOM'Sは坪井翔のドライブで7番手に食い込んで見せた。

 一方、今季まだ優勝がないシビック勢は5台中3台がトップ10入りを逃してQ1敗退。上位グリッド獲得の望みは16号車ARTAと17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTに託された。

 Q2も各車Q1と同じような流れでアタックに向かっていったが、まず最初にフライングラップを刻んだのが16号車ARTA。佐藤蓮がQ1で関口が叩き出したレコードをさらに上回る1分09秒122でトップに立った。このタイムに追随できる車両はなく、Q1トップの39号車DENSOも1分09秒568止まりの2番手。16号車の2戦連続ポールとなった。

 3番手は日産最上位の3号車Niterra。4番手にはサクセスウエイト上限100kgに達している1号車au TOM'Sが食い込んできた。 

■GT300

 GT300のQ1は2組に分かれて行なわれ、各組上位9台がQ2に進出する。A組はハリー・キング(666号車seven × seven PORSCHE GT3R)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R)、オリバー・ラスムッセン(31号車apr LC500h GT)といった外国人ドライバーが次々上位に食い込む中、第5戦鈴鹿のウイナーである7号車CARGUY Ferrari 296 GT3のザック・オサリバンが1分17秒596をマークし、A組トップ通過を決めた。

 2番手は56号車リアライズで、ランキング3番手の2号車HYPER WATER INGING GR86 GTは3番手通過。ポイントリーダーの65号車LEON PYRAMID AMGは6番手でQ2に駒を進めた。

 B組で速さを見せたのは、前戦鈴鹿で2番手チェッカーを受けながらも最低重量違反で失格の憂き目に遭った60号車Syntium LMcorsa LC500 GT。苦戦気味のダンロップ勢の中でも気を吐き、河野駿佑が1分17秒363というタイムでトップ通過した。

 その他、ランキング2番手の777号車D'station Vantage GT3、ランキング4番手の4号車グッドスマイル 初音ミク AMGも順当にQ2進出。しかし前回のレースで2位と久々の表彰台を獲得した61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、相性の良いSUGOで振るわず12番手でノックアウトとなった。

 そしてQ2でのポールポジション争いは、Q1のA組、B組トップの2台によって争われた。60号車LMcorsaの吉本大樹は残り3分半というタイミングで1分16秒987をマークし、トップ浮上。これに匹敵するタイムを出す車両はなかなか現れなかったが、7号車CARGUYを駆る小林利徠斗のタイムは1分16秒968。これでトップが入れ替わった。

 結局ポールポジションは7号車CARGUYの手に渡った。小林とオサリバンにとっては、鈴鹿に続いて2連勝となればタイトル争いも視野に入ってくるため、重要なレースと言える。2番手は60号車LMcorsa、3番手は0号車VENTENY Lamborghini GT3だった。

あなたにおすすめ