ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手は現地９月18日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板し、５回１／３で108球を投げて無失点、１安打、７奪三振、６四球でチームの勝利に貢献。ただ味方の援護が６回までなく、勝ち投手の権利は得られなかった。
山本は前回９月12日のジャイアンツ戦でも７回１失点、１安打、10奪三振、１四球と好ピッチングを披露。さらに前々回９月６日のボルティモア・オリオールズ戦も９回２死までノーヒットノーラン投球を続けるなど、絶好調だ。
試合後には米データ分析会社『Codify Baseball』がXで山本に関するデータを紹介。３試合連続先発登板して５回以上を投げ、それぞれ被安打１以下に抑えた投手はMLBの歴史上わずか３人しかおらず、山本もその一員になったと説明した。
しかし残りの２投手、ディラン・シース（サンディエゴ・パドレス）、ライアン・ペピオ（タンパベイ・レイズ）がいずれの試合にも勝利投手になっているのに対して、山本はなんと０勝だという。なお、チームも３試合で１勝２敗となっている。
今季防御率2.58とナ・リーグ２位の好投を見せているにもかかわらず、勝利数は同14位タイの11勝。山本登板時の援護のなさとリリーフ陣の乱調はファンの間でも周知されていたが、それは史上類を見ないほどのものだったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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