夜の部は一転してハジける大人たち
そして、「夜の部」では、うって変わって大人たちの熱い声援が地鳴りのように響きわたりました。
それは、もう大盛り上がりで! 大人はコーレスをしまくりです!
「絶対!」(絶対!!)「アイドル!」(アイドル!!)。
大人たちが思い切り声を出し、ライトを振り、拍手とアツい声援とコール&レスポンスで思い切り盛り上がりました。
あの昼の部の静かさは何だったんだろう、と思わせる盛大なハジけぶりで夜の部のライブを楽しんだのです。
静かで、やさしくて、それでいて“熱い”
昼は「見守る優しさ」。
夜は「歓声の情熱」。
昼と夜、それぞれの公演がまるで補い合うように、一日のプリキュアライブを完成させていました。
昼の部は子どもたちを主役にし、大人たちは誇りを持って支える。
夜の部は、大人も思いっきり声を出し盛り上げる。
今後のプリキュアライブにおける新しい理想の在り方なのかもしれません。
「キミとアイドルプリキュア♪LIVE」昼の部は、「大人は声を出せない」という制約の中で、応援の原点を思い出させてくれたライブでした。
応援とは自己主張の場ではない事、拍手とライトで伝える気持ち、子どもに主役を譲ることができる空間。
20年間プリキュアが描いてきた「優しさの文化」を体現していたようにも感じます。
静かで、やさしくて、それでいて“熱い”。
この日、キミプリライブ昼の部に参加した数千人の大人たちは、まさにそんな“新しいプリキュアライブの形”を見せてくれたのだと思うのです。

