強い毒性
O157は、強い毒性を持っている。
そのため、出血性大腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を、引き起こすことがある。
また、重症化すると、命に関わる危険もある細菌だ。

主に食べ物や水を通じて、人に感染。
特に、加熱が不十分な牛肉や、汚染された水、野菜、果物を食べることで感染するケースが多く見られる。
食品の衛生管理と手洗いを徹底
O157による食中毒を予防するためには、
・食品の十分な加熱: 肉は中心部までしっかり火を通す(75℃で1分以上が目安)。
・生野菜や果物の洗浄: よく洗い、できれば消毒も行う。

・手洗いの徹底: トイレの後、調理や食事の前には、石鹸と流水でしっかり手を洗う。
・調理器具の衛生管理: 生肉を切った包丁やまな板は、必ず洗浄・消毒してから他の食材に使う。
・飲料水の安全確認: 不明な水や井戸水は、煮沸してから使用。
日頃から、食品の衛生管理と手洗いを徹底することが重要だ。

