
窪塚洋介と松田龍平がW主演を務める映画「次元を超える」が、10月17日(金)より全国で順次公開。この度、監督を務める豊田利晃氏と縁が深く、同作への出演も決定している千原ジュニア、渋川清彦、板尾創路らからのコメントが到着した。
■5年ぶりの共演、窪塚洋介&松田龍平がW主演
同作は、映画監督・豊田氏の「泣き虫しょったんの奇跡」以来7年ぶりとなる長編フィクション作品。W主演を務める窪塚と松田は「破壊の日」以来、5年ぶりの共演となる。
孤高の修行者・山中狼介(窪塚)は、危険な宗教家・阿闍梨(千原)の家で行方不明になる。一方、謎の暗殺者・新野風(松田)は、狼介の彼女・野々花(芋生悠)から捜索を依頼される。やがて、狼介と新野は狼蘇山で対面し、次元を超えて鏡の洞窟で対峙する。過去から現在、そして未来を駆け巡り、日本から地球、さらに宇宙に辿り着くという壮大な物語。
■22年ぶりに豊田作品へ参加する千原ジュニア
そんな同作に、豊田監督とゆかりのある千原、渋川、板尾が出演する。
千原が演じるのは、危険な宗教家・阿闍梨。カリスマ性と狂気で物語全体を大きく揺さぶる存在だ。豊田監督が24歳、千原が19歳の頃から付き合いがあるという2人。同作で22年ぶりに豊田監督作品へ参加するジュニアは「ちょっと出てくれへんと言われたので軽い気持ちで受けたら、めちゃめちゃ重要な役で騙されたなと思いました」とユーモアを交えつつコメント。
阿闍梨という、危険な宗教家の役どころについて「監督から千原ジュニアのままでやってくれと言われたので一切役作りはしておりません」と語りつつも、千原の阿闍梨姿について監督は「最高の“悪役”になったと思います。気功で攻撃する呪術のアクションポーズなんかは、振り付けとして覚えてもらったんですけど、彼はああいうのがまたすごくうまいんですよ」と太鼓判を押した。
■豊田監督のフィクション映画に全作出演している渋川清彦
渋川が演じるのは、田舎の不良・鉄平。阿闍梨に翻弄されつつも、自らの言葉で抗い続ける人間臭い男を熱演。
これまで、豊田作品のフィクション映画に全作出演している渋川は「豊田監督作品にはすべて参加するぞという気持ちがあり、今回も声をかけてくれて安心したが、慢心せずワンシーンでも声だけでも自分から食らいついていくつもりです。がんじがらめのギスギスした今の世の中に、豊田利晃の全身全霊が注がれた映画の中に光をみつけてほしい。映画は自由だ!」と豊田監督が手がける作品への信頼が伝わるコメントで、同作への熱い想いを寄せている。
■7年ぶりに豊田作品に参加する板尾創路
板尾が演じるのは、最先端の研究者・高嶋博士。渡邊助手(祷キララ)と共に、AIと修行者の力を合わせることで、まだ人類が到達していない向こう側のヴィジョンが見られるのではないか、という理論で“次元を超える”ことを試みる博士という役どころだ。
板尾は、芸人出身の俳優として、豊田作品においては独自の不気味さと温かみを表現する稀有な存在として異彩を放っている。同作について「松田龍平の使い方を一番分かってるのは豊田利晃です。セリフの無いカットが全て見所」と長年豊田組を見てきたからこそのコメント。さらに「ジュニアと豊田組に出るのは久しぶりで嬉しかった」と共演を喜んだ。

