・我が身に置き換えてみよう!
いや〜〜〜最高に面白かった!!! 28年前にこの作品を生み出した庵野さんは狂気にも似た才能の持ち主であるな。当時のおばあちゃんの気持ちを追体験する趣旨だったが、私がエヴァを好きすぎて第三者目線でジャッジすることが不可能と判明。先に気づくべきだった。
というワケで、発想を転換してみた。この状況を我が身に置き換えるのだ。たとえばウチの中1の姪は歌い手のファンをやっており、かつてイベントに付き添ったことがあるのだが、その時の私の心境はというと…… ““ 無 ”” だった。
姪が推している歌い手に対して感じるものは1つも無く、また何かを感じ取るべく努力する気力も無い。よってその空間にいることはやや苦痛なのだが、かといって姪を愛する気持ちが勝るため、不満も一切無い。
と同時に、若干イタい挙動をしている姪を見て「自分も昔はこんな感じだったんだろうな」と思う。多量の恥ずかしさはあれど、まぁ思春期ってそんなもんだろ? おばあちゃんもあの時、劇場版エヴァを観ながら自分がオタクだったころを思い出していたのかな?
【悲報】おばあちゃんの中学時代、戦時中により多分オタクしてる場合じゃなかった
帰り道。新宿の夜空を眺めながら、おばあちゃんにもう2度と会えないことを思うと少しアンニュイな気持ちになった。が、将来的に人類補完計画が実行されればおばあちゃんと同じ生命体になれるワケだ。ならば何も悲しいことはない。その日を楽しみに待ちたいと思う。
なお『月1エヴァ』は11月14日からヱヴァンゲリヲン新劇場版に突入。『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』は本日10月30日までの上映だが、丸の内ピカデリーでのみ11月7日上映開始となる。並々ならぬ思い出がある人はぜひ劇場へ。
参考リンク:EVANGELION 30th MOVIE Fest. 2025-2026
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
