2025年10月30日に発売されたスクウェア・エニックスの新作ゲーム「HD-2D版 ドラゴンクエストI&II」(DQ1 / DQ2)。かつてファミコンで多くのファンを熱狂させた、伝説的、いや、神話的なゲームシリーズの三部作である。
奥深い「HD-2D版 ドラゴンクエストI&II」
ファミコン版、スーパーファミコン版、WiiU版、ケータイ版など、そのほか複数のプラットフォームで発売されてきたDQ1とDQ2。今回はHD-2D版として発売され、演出が美麗になっただけでなく、大幅にエピソードがプラスされ、物語が深掘りされている。今まで語られなかった奥深い物語を楽しめるわけだ。
今回は、ファミコン版しかプレイしたことがない人、もしくは、いろいろプレイしたけど記憶が薄れている人に対して、深掘りできるポイントをお伝えしていきたいと思う。
ネタバレというレベルではないかもしれないが、ゲーム内容に触れるので、完全にネタバレを防ぎたい人は読むべきではない。
宿屋の店主「ゆうべは お楽しみでしたね」
今回のHD-2D版DQ1だが、物語の冒頭で、極めて興味深い部分が描写されている。ラダトームの町娘に声をかけると、主人公のあとをついてくるようになるのだが、そのまま宿屋に行って泊ることが可能。すると宿屋の店主から「ゆうべは お楽しみでしたね」と言われるのである。これはスーパーファミコン版のリメイクDQ1等でも同様の展開がある。
