
HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』イラスト (C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX
【画像】こちらおしり丸出しな「ミーティア姫」 『ドラクエ8』の正ヒロインです
言われてみれば確かに…姫君は庶民の目など気にならないの?
2025年10月30日に発売されたHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』、そろそろクリアしたという声も聞かれ始めるころでしょうか。
その『ドラクエ2』に登場する「ムーンブルクの王女」について、リメイク版プレイ当時お子様だった会社員男性は「ずっと気になっていたことがある」といいます。
※以降、ファミコン版およびリメイク版の『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』、および『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』についてのネタバレが含まれます。
ファミコン版(およびリメイク版)『ドラクエ2』において、ゲーム開始時点で「ムーンブルク」の国は滅ぼされており、そしてその王女は呪いをかけられ犬の姿に変えられてしまっていました。ゲーム上のグラフィックでも、犬そのものです。そして先の男性は、その普通の犬にしか見えないという「まさにその点が問題なんです」といいます。
「つまりそれって、服を着ていないってことじゃないですか」(会社員男性)
リメイク版プレイ当時に中学生だった男性は、そのことにふと思い当たって以降、あの犬のグラフィックを通し、どうしても一糸まとわぬ王女の姿を想像してしまったといいます。まぁ、無理からぬお話でしょう、男子中学生ですし。
こうした事例は、たとえば『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』にも見られます。タイトルにもあるように本作の主要人物のひとり「ミーティア姫」は、呪いにより白馬の姿に変えられてしまっていました。
そしてゲーム中では、主人公パーティの馬車をその白馬が引くのです。言ってしまえば、馬車に乗り手綱を握る「トロデ王」の眼前には、常に娘の丸出しのおしりがあるというわけです、馬ですけれども。
ムーンブルクの王女しかり、ミーティア姫しかり、これを恥ずかしがる素振りは見せません。やんごとなき身分のふたりですし、裸を見られる程度、なんでもないという思考なのでしょうか。
一方で彼女たちは、変身しているあいだも実のところ裸ではなかった、という可能性も考えられます。「呪い」により、その姿は周囲から犬や馬にしか見えない(視覚操作)、その声は犬や馬にしか聞こえない(聴覚操作)だけで、彼女たちが犬や馬そのものになってしまったわけではない、という考え方です。
実際、ムーンブルクの王女が解呪された際も、犬の姿から着衣の人間の姿へと変わっていました。ミーティア姫もしかりです。こうしたことからも、おしり丸出しの犬や馬に見えているだけで、実際には着衣していた、とも考えられるわけです。「一体いつから、全裸だと錯覚していた?」といったところでしょうか。
では「ラーの鏡」には、どのような姿で映っていたのでしょうか。「真実を映す鏡」とのことで、犬の姿であるムーンブルクの王女の前でこれを使用した際、リメイク版では「なんと 鏡は 美しい王女の姿を うつしだしたっ!」とのメッセージが流れたのち、鏡が砕け散るとともに王女の呪いも解ける、という流れです。具体的にどのような姿で映し出されていたのかについては、これ以上の言及がありません。
この場合、「真実を映す」の解釈次第で、王女の「映し出された」姿が決まるように思われます。もしかするとそれは、中学生男子の「期待」に応えるものかもしれませんね。
