
織田裕二主演の「踊る大捜査線」シリーズの映画第1作「踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間」が1998年10月31日に公開されてから27年。最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」が始動したことが発表され、主人公・青島俊作(織田)が400人に追われながら新宿の街を疾走する場面写真が公開された。併せて、13年ぶりに青島を演じる織田と本作監督・本広克行からメッセージも到着した。
■第2弾映画は、不動の邦画興行収入第1位
「踊る~」は、脱サラをして湾岸署刑事課に配属された異色の警察官・青島俊作(織田)、本庁のキャリア組の室井慎次(柳葉敏郎)を始めとする個性的なキャラクターが、刑事の理想と現実とのギャップに困惑しつつも、真摯に事件に向かっていく物語。1997年に連続ドラマ放送が開始され、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を時に熱く、時にユーモアを交えながらリアルな描写で描く、それまでの刑事ドラマとは一線を画したテイストで、社会現象を巻き起こした。
1998年に「踊る大捜査線 THE MOVIE」が公開されると、興行収入100億円超えの超大ヒットを記録。2003年公開の映画第2弾「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」では、興行収入173.5億円を記録し、現在まで20年以上邦画実写の1位に君臨している。
■「N.E.W.」は「NEXT.EVOLUTION.WORLD.」の意味
2012年公開の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」から12年経った2024年3月に、「踊るプロジェクト」の再始動が突如発表され、同年10月に「室井慎次 敗れざる者」、11月に「室井慎次 生き続ける者」の2部作を公開。どちらも大ヒットとなり、「踊る」シリーズの累計興行収入は500億円を突破した。
「室井慎次 生き続ける者」のエンドクレジット後に、青島俊作がサプライズ出演し、「THE ODORU LEGEND STILL CONTINUES」の文字が最後に映し出され、ファンの間で「青島が主人公の作品が作られるのでは?」と囁かれる中、「踊る大捜査線 N.E.W.」の製作が発表された。タイトルの「N.E.W.」は「NEXT.EVOLUTION.WORLD.」の意味。室井慎次から託された想いと共に、青島俊作の新たな物語が始まる。
今作も、「踊る」シリーズを生み出した、プロデュース:亀山千広、脚本:君塚良一、監督:本広克行の黄金タッグが集結した。
■雨の新宿でクランクイン
クランクインは、10月の雨が降りしきる早朝の新宿のど真ん中のロケ。雨が止まず、一時は撮影中止も検討されたが、トレードマークの“青島コート”姿の織田が登場した瞬間に雨が止むという奇跡が。その佇まいは、当時と変わらぬ“青島俊作”で、集まった約400名のエキストラに追われながら新宿の街を疾走する、大迫力のシーンで撮影がスタートした。
「踊る大捜査線 N.E.W.」の公開は、2026年秋を予定している。

■織田裕二 コメント
「踊る大捜査線」は大好きな作品です。もし次の「踊る」があるとしたら、和久さんぐらいの歳のときかなあと言っていたら、本当に近い年齢で演じることになりました。
今作で、13年ぶりに青島を演じますが、少しそわそわしながらも、意外に落ち着いて撮影に臨めています。クランクインも、雨で撮影中止の可能性もありましたが、本番直前に晴れ間が出て、そんな幸運も「踊る」らしいなと感じました。
随分お待たせしてしまいましたが、いよいよ、「踊る」が帰ってきます!肩肘張らずにやりたいと思っているので、ぜひ皆さんも気楽に、映画館に来ていただけると嬉しいです。
■本広克行(監督) コメント
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で一度幕を閉じましたが、ヒット作を生み出すのが難しい時代に、昨年公開された『室井慎次 敗れざる者/生き続ける者』は多くの方にご覧いただき、「踊る」シリーズは他には無い本当に強い作品だったのだなと、改めて気づかされました。
先日無事にクランクインを迎えましたが、コート姿の青島は健在で、当時と全く変わらない雰囲気で、カメラの前に立った瞬間、「帰ってきた!」と感じました。今作での青島は、周囲の世代交代が進む中で、変わらずにいて、「繋いでいく人」の物語です。
「踊る大捜査線」らしい、子供から大人まで誰もが楽しめる「笑って泣ける」エンターテイメント作品を目指して頑張ります。楽しみに待っていて下さい!

