
フォウ・ムラサメが表紙に描かれた小説『機動戦士Zガンダム フォウ・ストーリー そして、戦士に…』著:遠藤明範/イラスト:北爪宏幸/原作: 矢立肇、 富野由悠季(KADOKAWA)
【画像】え…っ! 「美しい」「衝撃の姿」 こちらが『Zガンダム』フォウ・ムラサメの“禁断の姿”の立体化ビジュアルです
当時話題沸騰のフォウイラスト
2025年8月7日、メガハウスからフィギュア「GGGシリーズ 機動戦士Zガンダム フォウ・ムラサメ 蘇るZの魂」の予約受付が開始されました。この話題を受けてマグミクスでは、「『Zガンダム』大反響のフォウ・ムラサメ伝説『まる出し』イラスト 当時アニメ制作現場はどう受け止めていた?」と題した記事を配信したところ、実際にそのイラストを目にしていた当時のファンからは懐かしい思い出とともに、アニメ誌全盛期の貴重な体験談が数多く寄せられました。
元サンライズスタッフの風間洋(河原よしえ)氏が執筆した元記事では、1980年代のニュータイプ誌に掲載されたフォウ・ムラサメのヌードイラストについて、版元イラストを掲載した出版側とアニメ制作会社の関係や、スケジュールに追われる制作現場の実情、オリジナル作品の宣伝戦略としてアニメ誌との協力関係が重要だった当時の業界事情を解説しました。
実際にフォウのポスターを買い求めた当時のファンからは、「ポスター目当てでニュータイプを探し回ったがどこも売り切れで手に入らなかった」という売り切れ続出の人気ぶりを物語るエピソードが寄せられました。
一方、子供時代、ポスターを部屋に貼ることはできなかったという家庭事情を明かすファンも。しかし意外にも家族からの強い反発はなく、母親からは「近頃のマンガはずいぶんと色っぽいのが多いのね。でもきれいな絵ね」という寛容な反応があったというエピソードも紹介されています。
当時のアニメファン文化についても貴重な証言が集まっています。アニメ誌の付録ポスターを毎号楽しみにしていたというファンや、雑誌ごとの描き下ろしイラストで「誰が描いたかを気にするようになりました」という描き手への関心の高まりなど、当時のアニメ文化の盛り上がりを感じさせます。
