
「スター・ウォーズ」シリーズが打ち出すアニメ企画「スター・ウォーズ:ビジョンズ」シリーズ最新作Volume3(ディズニープラスにて独占配信中)。9作品の制作の裏側をとらえた特別映像が順次公開されることがわかった。
■黒澤映画に影響された「スター・ウォーズ」が送る日本へのラブレター作品
SF映画の金字塔的作品、「スター・ウォーズ」。その生みの親ジョージ・ルーカスは日本文化や黒澤映画に多大な影響を受けて「スター・ウォーズ」を制作していて、日本はその創造のルーツとも言われている。
そんな日本に対するルーカスフィルムからのラブレターが「スター・ウォーズ:ビジョンズ」だ。各アニメーションスタジオがクリエイター独自の視点と発想で新たに「スター・ウォーズ」を描く本シリーズは、SWファンやアニメファンから話題を呼んできた。
その第3弾として“聖地”日本で再び、人気アニメスタジオが独自の“ビジョン”で9つの物語を描く「スター・ウォーズ:ビジョンズ」Volume3が10月29日よりディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて独占配信中。
この度、「スター・ウォーズ」のレガシーを受け継ぎ日本のアニメスタジオならではの物語を作り上げた裏側を映した特別映像が、10月31日より順次解禁となる。最初に特別映像が公開されたのは、「The Duel: Payback」「彷徨う者たち」の2作。

■第1弾 神風動画+ANIMA制作「The Duel: Payback」
Volume1で描かれた「The Duel」の続編となる本作。
鞘に収めたライトセーバーを腰に携え、戦いの証としてカイバー・クリスタルを集め続けるローニン。ある日、彼は賭場で用心棒として働く元シスのアネ・サンと対峙することになる。そして、そこに姿を現したのは、ジェダイとしての正義を掲げるグランド・マスターだった。
「スター・ウォーズ」に多大な影響を与えた黒沢明監督の作品を想起させ、反響を呼んだ一作。解禁された特別映像には、本作の魅力のひとつである、日本の伝統的な文化と「スター・ウォーズ」が融合した“世界観”を作り上げる裏側が映し出されている。
本作を手掛けた水野貴信監督はローニンが温泉に佇む風景をリアルに作り上げるため山形県までロケハンに行ったほか、クライマックスのライトセーバー戦を迫力あるものにするため実際に着物で殺陣をする姿を撮影して本作に落とし込んでいた。
また、Volume1に引き続き、「スター・ウォーズ」の大ファンとして知られる漫画家でイラストデザイナーの岡崎能士氏が担当するキャラクターデザインにおいても“日本文化”の要素が感じられる。
AT-ATのような巨大ビークルが2台連なって構成された賭場「AK-BK」は京都府の鴨川の名物である川床に着想を得たデザインになっており、その賭場を仕切るアンゼラ人のヤクザのケ・ダマ親分は日本の伝統的な彫り物をしているキャラクターだ。「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」のカンティーナ酒場に登場していたカマキリのような種族も登場しており、「スター・ウォーズ」と日本文化が融合した独自の世界観に仕上がっている。音楽は、Volume1に引き続き作曲家の井内啓二氏が担当。
「スター・ウォーズ」の物語でありながら、日本の要素が緻密に散りばめられた作品となっている。

■第2弾 キネマシトラス制作「彷徨う者たち」
Volume1で描かれた「村の花嫁」の続編となる本作。
ジェダイの一人、エフはオーダー66を生き抜き、人助けをしながら宇宙を彷徨っていた。帝国軍との戦いの中で負傷したエフは、友人と再会し、とある避難船に身を寄せることになるのだが、突如現れた帝国軍に避難船が砲撃され、ジェダイであるエフは出頭するよう脅迫される。そこで、エフは因縁の相手を対峙することになる。
解禁された特別映像には、「スター・ウォーズ」愛にあふれる垪和等監督が細かい設定や背景まで丁寧に作り上げた裏側が明かされている。
本作に登場するエフが身を寄せる避難船には、「スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)」でならず者の密輸業者ハン・ソロを冷凍したカーボナイトが採掘場から漏れ出しその星に住めなくなってしまったことから銀河へ飛び立ったというバックストーリーがあることや、二枚貝のような見た目をした水色の小さなドロイドのルルは、そのデザインを1から生み出していることが明かされている。
さらに本作には、アニメーションシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」やオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」などに登場したファントムIIという宇宙船や、「スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)」やアニメーションシリーズ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」に登場したベサリスクという種族のキャラクターなども登場している。音楽を手掛けるのは、Volume1に引き続き、作曲家のケビン・ペンキン氏。
アメリカのディズニーランドでチューバッカと2ショットを撮影するほど「スター・ウォーズ」を愛する垪和監督ならではの一作となっている。


