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メルセデス、チームオーダーの判断の遅れを反省「我々の対応はおそらく完璧とは言えなかった」

メルセデス、チームオーダーの判断の遅れを反省「我々の対応はおそらく完璧とは言えなかった」

メルセデスの広報担当ディレクターであり、メキシコシティGPを欠席したトト・ウルフ代表に代わってチームを率いたブラッドリー・ロードは、メキシコシティGPでのチームオーダーに関する「難しい状況」について振り返り、判断が遅れたことを反省した。

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、4番グリッドからレースをスタート。しかし6周目に目の前のルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が繰り広げた激しいバトルの煽りを受けてポジションを落としてしまった。

 メルセデスにとって頭の痛い状況となったのは、レース中盤。ラッセルが5番手を走るチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに追いついたシーンだ。

 ラッセルは35周目、アントネッリに接近しチームにポジション入れ替えを要請。チームはこれを承諾しなかったが、ラッセルに自由にレースをしていいと伝えた。

 次の周、ラッセルは再びポジション入れ替えをチームに要求。「前にフェラーリ(シャルル・ルクレール)とハース(オリバー・ベアマン)がいる。ここで表彰台を争うことができる!」と主張した。

 しかしチームは「リヤタイヤの表面温度の管理」をするよう指示。ラッセルはこれに放送禁止用語を使いながら次のように訴えた。

「マーカス(担当レースエンジニアのマーカス・ダドリー)、俺の後ろに*車が張り付いてるんだ。俺たちのマシンよりずっと速い車(マクラーレンのオスカー・ピアストリ)だ。ポジションをキープしようとしてるんだ。キミよりペースがずっと上だから、表彰台を争える。達成できなければ喜んでポジションを返すよ」

 この訴えを受け入れ、メルセデスはチームオーダーで2台のポジションを入れ替えたものの、それが実行に移されたのは41周目。ラッセルは結局ベアマンを攻略できず、指示が遅すぎたため追い抜きが不可能だったと主張。アントネッリにポジションを譲り、6位アントネッリ、7位ラッセルという結果に終わった。

 ロードは、メルセデスがレース後に公開した動画の中で、「非常に難しい状況だった」と説明した。

「キミはタイヤをマネジメントする走法で、ワンストップ戦略を完璧に遂行し、求められたことを正確に実行していた」

「ジョージは明らかにピアストリからのプレッシャーを受けていた……差を詰められ、ダーティエアの中でタイヤを消耗させられ、それでも追い抜くペースがあると実感していた」

「最終的にポジションスワップを決断したが、結果的に見れば、ポジション維持かスワップかの選択以前に、その判断の遅れが我々にとって致命的だった」

「メキシコではダウンフォースが低いためオーバーテイクが非常に難しい。2022年のルール変更以降で最も厳しい影響があったダーティエアも加わり、極めて困難だった。つまり複雑な状況であり、我々の対応はおそらく完璧とは言えなかった」

「教訓は、あの時待つのではなく、ポジション維持するよう要求するか、あるいはポジションを交換するかのどちらか、もっと早く決断すべきだったということだ」

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