9月20日、東京世界陸上8日目は男子4×100メートル予選が行なわれ、3大会ぶりの表彰台を狙う日本は38秒07の組3着とし、21日の決勝進出を決めた。
決勝進出条件は組上位3着以内か、4着以下10か国の中でタイム上位2着まで。日本のリレーメンバーは1走が小池祐貴、2走に栁田大輝、3走を桐生祥秀が務め、アンカーは鵜澤飛羽が担った。
抜群の好スタートを切った小池が2走の栁田にスムーズにバトンを渡す。大学生の栁田が上位をキープしたまま3走の桐生へ。リレー侍の主将はガーナ、オランダとの激しい先頭争いを3番手以内でアンカーに託す。全員の思いを継いだ鵜澤はリードを守り、ラスト直線を進出圏内の3着以内でフィニッシュした。
日本の決勝進出を示す「Q」マークが電光掲示板に表示されると、満員の国立競技場は総立ち。4人の侍に大歓声が送られた。
男子4×100メートルリレーで日本は、2008年北京五輪と16年リオ五輪で銀メダル。17、19年の世界陸上で銅メダルと輝かしい実績を残してきた。
お家芸復活へ、まずは第一関門を突破した日本。大会最終日のメインに、“リレー侍”が出陣する。
▼男子4×100メートルリレー予選2組 結果
1着 ガーナ 37.79
2着 オランダ 37.95
3着 日本 38.07
――――決勝進出――――
4着 オーストラリア 38.21
5着 中国 38.38
6着 イタリア 38.52
― イギリス DNF(途中棄権)
― 南アフリカ DNF(途中棄権)
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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