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2戦連続ポール獲得のARTA16号車。ホンダ勢の今季初勝利に向け総力戦「なんとしても優勝を!」|スーパーGT第6戦SUGO

2戦連続ポール獲得のARTA16号車。ホンダ勢の今季初勝利に向け総力戦「なんとしても優勝を!」|スーパーGT第6戦SUGO

スポーツランドSUGOで行なわれたスーパーGT第6戦の公式予選。GT500クラスのポールポジションを獲得したのは、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT(大津弘樹/佐藤蓮)だった。

 予選Q1では、大津がアタックを担当し2番手となったが、コースレコードを更新した39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛とは0.5秒弱の差がついていた。

 大津は、ウエットコンディションでスタートしたフリー走行の走り出しから良い感触を持っていたという。

「フリー走行の走り出し、まだ雨の時から結構マシンの手応えが良くて、その段階でもトップ5ぐらいにいましたし、路面が乾いていく過程でも手応えは変わらなかったんです」

 そう大津は語った。

「予選に向けての組み立てっていうところでチームがうまくアジャストしてくれたので、Q1を走った時もアウトラップから結構タイムが出そうだなと感じましたね」

「あまりドライ路面で走れていなかったっていうことで、自分のアタックの精度で言うとあまり高くなくて2番手という結果でした。結構トップの39号車との差がついてしまっていたので、Q2に向けてはクルマをもっと改善しなきゃいけないというところでチームがかなりアジャストしてくれました」

 大津のフィードバックもあってマシンを調整した16号車は、Q2を担当した佐藤蓮のアタックで1分9秒122を叩き出し、新たなコースレコードを樹立。佐藤は大津のアドバイスもあって迷いなくアタックに行けたと振り返った。

「ポテンシャル自体はありつつも、まだ足りない部分は多くありました。そこからQ1に向けてアジャストしていって、まだ少し足りないっていうところを大津選手のフィードバックでさらに進めることができました。ドライビングの面でも気を付けるべき部分とか攻めるべきところをしっかりと知ることができたので、迷いなくアタックすることはできましたね」

「それでこの差になったと思うので、すごいチームみんなの頑張った結果が出てよかったなと思います」

 16号車は、前戦鈴鹿に続いて2戦連続のポール獲得となったが、鈴鹿では表彰台を逃す4位フィニッシュ。今回のSUGOはサクセスウエイトがフルでかかる最後のレースであるだけに、ここで何としても鈴鹿での雪辱を果たし、ホンダ・シビック勢として今季初の優勝を果たしたいとふたりは意気込んでいる。

 佐藤は、他シビック勢と比べて抜きん出た予選結果となった理由について問われると、鈴鹿で見つけたセットアップを大きな要因に挙げ、今回こそは総力戦で優勝を狙うと話した。

「鈴鹿で見つけたセットアップの方向性が非常に我々16号車にあっていて、それを今大会でさらに進めたので、それがシビックとして1番効率のいいステップアップにできていたのかなっていうのは思います」

「前戦は決勝ペースもそうでしたけど、ほんとに細かいところで勝敗が決まってしまったレースだったと思います。今回こそはペースもそうですし、ピットだったりドライビング全ての面で総力戦で、なんとしてもシビック勢で優勝できるように準備はしてきています」

 大津も、これまで感じている手応えを結果につなげて優勝を目指すと力強く語った。

「前回の敗因をホンダHRC含めてミーティングなどを行なってきています。16号車は今年を通して1発の速さは結構手応えがあったんですけど、それが手応えに繋がらないレースが続いています。速さは継続して見せられたと思うので、ピット・給油作業なども含めてまずはしっかりとミスなくこなして、自分たちの実力を証明できるようにしたいですね」

「シビック勢は苦戦が続くシーズンになってしまっているので、なんとしても僕たちが優勝できるように頑張りたいと思います」

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