『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』静岡・アクトシティ浜松(2025年9月20日)
Aブロック公式戦 ○KENTAvs藤田和之×
GHCヘビー級王者・KENTAと野獣・藤田のシングル初対決がN-1・Aブロック公式戦を舞台に実現。執念のブサイクへのヒザ蹴り6連発で野獣狩りに成功したKENTAが、4勝目を上げてブロック突破へ望みをつないだ。
KENTA3勝2敗、藤田4勝1敗で迎えた6戦目で激突。かつてGHC戦で潮崎豪と30分以上に渡ってにらみ合った藤田の過去を意識するKENTAは「とりあえず最初からバキバキににらんでいきたい」と予告していた。
てっきり冗談かと思いきや、なんと言葉通りに実践。約80秒ほど視線を交錯させたが、藤田が前に出て圧をかけると、たまらず場外にエスケープしてにらみ合いは完敗に。それでもKENTAはロープ際でビンタをぶち込んで先制したものの、怒った藤田は肉弾戦で圧倒すると、監獄固めで絞めに絞めた。
エルボー合戦でも藤田に圧倒されたKENTAだったが、左足攻めで活路。ローキックを連発すると、鉄柱に連続して叩きつけ、鉄柵に固定したところでもしつこく蹴りまくって野獣の動きを止める。藤田は強引にラリアットを振り抜いてからビーストボムを狙ったものの、足のダメージが尾を引き投げきれず。ここぞとばかりに、KENTAは足4の字固めでギブアップを迫った。
耐え抜いた藤田は再び足4の字固めを狙うKENTAを張り倒し、ヒザを気にしながらまたもビーストボムの体勢に。しかし、KENTAは起死回生のDDTで反撃に成功。野獣を倒すべくブサイクへのヒザ蹴りをこれでもかと叩き込む。最後はサポーターを下げて、生ヒザ式でもねじ込み、藤田からついに3カウントを奪った。
執念のブサイク弾6連発で野獣狩り。4勝目を上げ、意地の首位タイでN-1公式戦最終日に駒を進めることになったKENTAは「どんな不格好でもいいんだよ。毎回言ってんだろ。(リーグ戦は)勝たなきゃ意味ねえって。それが丸め込みだろうと3つ獲ったら関係ねえんだ。勝たなきゃしょうがねえんだよ」と強調。今N-1で怒とうの連勝を重ねていた藤田を正面から粉砕しただけに「今日の勝ち、でかいよ。俺が止めたんだよ。メチャクチャ効いた。メチャクチャ効いた。でも勝ったの誰? 俺よ。その事実だけ。俺が勝った」と最終盤での“加速"にも成功した。
あす(21日)宇都宮大会での最終公式戦では遠藤哲哉と対決する。「何が言いたいかって、まだ明日もあるし、このまま勝ち続けて自分らしくN-1走り切ってやるよ。このままいくよ。このまま!」と気合を入れ直した。
【KENTAの話】「勝ったぞ、おら。どんな不格好でもいいんだよ。毎回言ってんだろ。勝たなきゃ意味ねえって。それが丸め込みだろうと3つ獲ったら関係ねえんだ。勝たなきゃしょうがねえんだよ。今日の勝ち、でかいよ。俺が止めたんだよ。メチャクチャ効いた。メチャクチャ効いた。でも勝ったの誰? 俺よ。その事実だけ。俺が勝った。それだけ。何が言いたいかって、まだ明日もあるし、このまま勝ち続けて自分らしくN-1走り切ってやるよ。このままいくよ。このまま!」

