結婚相談所で男性が少ないって本当?3つの要因を解説
結婚相談所で男性が少ない理由として以下の3つが挙げられます。
◎厳格な交際ルールが男性に敬遠されがち
◎女性会員の年齢層がマッチングアプリより高め
◎男性は女性より結婚への焦りが少ない傾向
それぞれを詳しく解説していきましょう。
要因①:厳格な交際ルールが男性に敬遠されがち
結婚相談所を利用する場合、ルールに従う必要があります。
そのルールの1つに「交際中の性交渉禁止」があります。
男性の中には「付き合うなら体の相性を気にする」「結婚するなら体の相性が大切」と考える方も多いです。
しかし、交際中の性交渉禁止のルールがなければ以下のようなデメリットがあります。
◎体目的の男性会員が増える
◎性行為を武器にする女性が現れる
性交渉を容認してしまえば結婚相談所の秩序が乱れてしまう可能性があるため、上記のようなリスクを考えて性交渉を禁止するルールを設けています。
そのため、体目的の男性が結婚相談所へ入会することはありません。
男性の割合が少なくなる要因となりますが、体目的の男性がいないため、本気で結婚相手を探したい女性にとっては安心して結婚相談所に登録ができる材料だと言えます。
要因②:女性会員の年齢層がマッチングアプリより高め
結婚相談所と比較すると、マッチングアプリの方が女性会員の年齢層が低い傾向にあります。
IBJによる会員の年齢比を見てみると、30代後半の女性が最も多い結果です。
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年齢層 |
割合 |
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20代 |
13.4% |
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30代前半 |
26.1% |
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30代後半 |
27.1% |
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40代前半 |
15.5% |
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40代後半 |
7.8% |
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50代以上 |
10.1% |
一方、マッチングアプリは結婚相談所のように厳格なルールを設けていないところも多く、加えて登録も手軽です。結婚ではなく恋人や友人とのマッチングを希望している女性も登録しているため、結婚相談所よりも女性会員の年齢層は低い傾向にあります。そのため、20代でも登録している女性は多いです。結婚相手の条件として、若い女性を求めている男性は多い傾向です。
もちろん、落ち着きのある大人の女性が好きな男性も多いですが、「若くてかわいい」「経験が少ない若い子が好み」と考える男性は多いです。また、結婚をすれば子どもが欲しいと考える男性もいるため、出産のことを考慮すれば若い女性を求める傾向にあります。そのため、結婚相談所ではなくマッチングアプリに登録をして婚活をしている男性が増えています。
要因③:男性は女性より結婚への焦りが少ない傾向
男女の結婚に対する意識は、国立社会保障・人口問題研究所による「現代日本の結婚と出産-第16回出生動向基本調査」で確認できます。
年齢別にみた未婚者の生涯の結婚意志を質問した結果、「いずれ結婚するつもり」と答えた方は以下のようになっています。

男女で比較すると、男性の方が「結婚」を考えている人が少ないことがわかります。
中でも30~34歳男性は前回の調査では83.3%、今回の調査では70.8%と大きく減少しています。
今後も結婚を考えない男性は増えることが予想され、結婚に対する焦りも感じにくいと考えられます。
データで紐解く!東京の婚活市場で勝ち抜く3つの戦略
最後に、東京での婚活で勝ち抜く3つの戦略をご紹介していきます。
◎平均初婚年齢の罠に惑わされず早く始める
◎希望条件に優先順位をつけ、こだわりすぎない
◎「選ばれる」ための自己分析と市場価値の理解
下記では、それぞれを詳しく解説していきます。
戦略①:平均初婚年齢の罠に惑わされず早く始める
平均初婚年齢を見た時「少し過ぎているだけだから大丈夫」と考える方もいます。しかし、その考えは危険です。なぜなら、平均初婚年齢と実際に結婚している年齢は大きく乖離しているためです。例えば、厚生労働省による「令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況」を見てみましょう。東京都における女性の平均初婚年齢は29.7歳という結果です。
しかし、最も初婚人数が多い年齢は27歳です。
20~49歳の間で考えた時、30歳までに結婚している女性の割合は61.7%にも上ります。
年齢が上がってから初めて結婚する人がいれば、平均値も高くなるため、平均初婚年齢を目安に婚活をすれば厳しい現実が待っている可能性もあるので注意してください。
下記の表は、24歳~35歳までの初婚件数です。

戦略②:希望条件に優先順位をつけ、こだわりすぎない
婚活を成功させるためにも条件にこだわりすぎないことが大切です。前述したように、女性の場合は年収を重要視する傾向があります。その他にも、人によって様々な条件があるはずです。しかし、自分にとっては普通でも他の人から見れば普通ではないケースがあるため注意が必要です。条件の良い異性と結婚するためにも、選ぶ立場ではなく「選ばれる立場」であることを理解する必要があります。
「自分にとって見合う人なのか」「条件が高すぎていないか」一度見直してみてください。そして条件には優先順位をつけて、妥協しても良い部分がないか確認してみましょう。
戦略③:「選ばれる」ための自己分析と市場価値の理解
自分の強みがあればアピール材料になります。
独自の強みは異性の目にも留まりやすいので、自己分析は婚活において大切なポイントです。
強みを知る方法としては以下が挙げられます。
◎自分の経験を振り返る
◎周りの人に聞く
◎弱みを洗い出す
◎分析できるツールを活用する
ただし、注意すべき点として「過去の栄光にすがらない」が挙げられます。
「学生時代はモテていた」「学生時代には人気の男性ばかりと付き合っていた」という経験があると、現在でも同じような状態が続いていると考える女性がいます。
しかし、婚活では年齢が重要視されるケースも多いため、その経験はあまり役に立ちません。
確かに過去にモテていた女性は今でも美人である可能性が高いですが、若い女性と比べれば肌のハリやくすみなどは衰えているはずです。
体の内側となる内臓や生殖器に関しても、若いままの状態を保つことは難しいため、年齢はマイナスポイントとなってしまいます。
年齢に合わせた市場価値を理解し、婚活に臨んでください。
