わんちゃんシリーズ第3弾「切り絵御朱印 チワワ」

神社といえばお守りやおみくじを思い浮かべる方も多いですが、近年は御朱印を集める人も増えています。そんな中で注目されているのが、福島八幡宮の「切り絵御朱印」シリーズです。繊細な切り絵の美しさと、愛らしい犬のモチーフが組み合わさった作品は、単なる御朱印の枠を超えた“アートのような一枚”として人気を集めています。
今回登場するのは、「柴犬」「プードル」に続くシリーズ第3弾となる「チワワ」。
つぶらな瞳とふんわりとした毛並み、大きな耳が印象的なチワワの姿を、柔らかな色合いと緻密なカットワークで表現しています。花々に囲まれた姿はどこか優しく、見ているだけで心が温かくなるような穏やかさがあります。
御朱印はもともと参拝の証として受け取るものですが、この作品には「日々をともに過ごす愛犬への感謝」や「小さな命を慈しむ気持ち」も重ねられています。
犬を飼っていない人でも、その丁寧な仕上がりややさしい世界観に惹かれることでしょう。信仰とアートが融合したこの御朱印は、現代の“癒し”の象徴ともいえそうです。
また、シリーズ化されている点にも福島八幡宮らしい継続した想いが感じられます。
柴犬・プードル・チワワと続く展開は、それぞれの犬種を愛する人々の心をくすぐり、犬好きの参拝者が自然と神社に足を運ぶきっかけにもなっています。こうした柔らかい発想が、神社をより身近に感じさせる理由のひとつなのかもしれません。
小さなお守りに込める“ありがとう”の気持ち

授与品の頒布にあたり、福島八幡宮の吉開雄基宮司は「愛犬は長い時間をともに過ごす、家族として欠かせない存在。小さなお守り一つでも“いつもありがとう”“これからも元気でいてね”という気持ちを形にできる」と語っています。
その言葉の通り、今回の新しいお守りや御朱印には、単なる祈願を超えた“感謝の想い”が込められています。
福島八幡宮では、以前からペットと一緒に参拝できる「ペット祈願」を行っており、犬や猫など多くの飼い主が訪れています。境内では神社のアイドル犬・豆柴のシロちゃんが参拝者を迎え、訪れる人たちを笑顔にしているそうです。
人と動物の間にある温かい絆を大切にしてきたこの神社だからこそ、今回の新しい授与品が生まれたのだと感じます。
愛犬を想う気持ちは、特別な日でなくても日々の中にあるものです。
それでも「犬の日」である11月1日は、その想いを改めて形にできる日かもしれません。
仕事や日常に追われる中でも、ふと目にしたお守りが「一緒に過ごせる時間を大切にしよう」と気づかせてくれる。そんな優しい存在として、多くの人の心に寄り添っていくことでしょう。
福島八幡宮の授与所では、11月1日午前0時からオンラインでの頒布も始まります。
手に取るその瞬間、きっと愛犬の笑顔が頭に浮かぶはずです。
大切な家族と共に生きる今という時間を、この小さなお守りがそっと見守ってくれる──そんなぬくもりのある物語が、八女の地から静かに広がっていきます。
福島八幡宮 概要

福島八幡宮は、福岡県八女市の中心部に鎮座する由緒ある神社です。
古くから地域の守り神として親しまれ、厄除けや交通安全、商売繁盛など、さまざまな祈願で多くの人が足を運びます。
近年は、ペットも家族の一員として暮らす人が増えたことから、「ペット祈願」や「愛犬守り」など、時代に寄り添った祈りを届けるようになりました。
穏やかな雰囲気に包まれた境内は、訪れる人の心をやさしく癒やす場所として親しまれています。
所在地:福岡県八女市本町105-1
公式サイト:https://fukushimahachimangu.or.jp/
