『ABEMA presents N-1 VICTORY 2025』静岡・アクトシティ浜松(2025年9月20日)
Aブロック公式戦 ○清宮海斗vs征矢学×
佳境を迎えたN-1浜松大会のメインイベントで清宮が征矢を熱闘撃破。4勝目を上げて「デビュー10周年でのGHC獲り」を宣言した。N-1・Aブロックは清宮、KENTA、藤田和之、マサ北宮の4選手が首位タイで並ぶ大混戦で、公式戦最終日を迎える。
佳境メインを飾った清宮(3勝2敗)と征矢(2勝3敗)の激突。すでに突破は絶望的な状況だった征矢だが、その情熱は衰えずに序盤から試合を掌握。清宮のドラゴンスクリューを食らっても「痛くねえ!」と叫ぶやいなや、同じくドラゴンスクリューを繰り出し、師匠・藤波辰爾ばりにドラゴンスリーパーで絞め上げた。
追い込まれた清宮だったが、征矢が「情熱!」と叫んで頭突きを放ってくると、“狂乱"モードが発動。笑顔で征矢の頭突き乱射やブレーンバスターを受けきり、ジャンピングニー、シャイニングウィザードと猛追に転じる。
屈しない征矢も情熱むき出して反攻。清宮のエルボースマッシュに被弾しても、そのたびに「情熱!」と絶叫だ。清宮がムキになってエルボースマッシュを乱射してきても、首根っこを掴んで「情熱!」と連呼。清宮も負けじと眼前で雄叫びを上げたものの、征矢の弾道がクリーンヒットする。すかさずデスバレーボムで突き刺すと、再び弾道がさく裂し、必殺の情熱DDTの体勢に。
しかし、間一髪で振り払った清宮は、起死回生のスタンディングシャイニングウィザードを後頭部に発射。タイガースープレックス、変型タイガードライバーと大技攻勢で勝機をこじ開けると、最後はスカイウォークエルボーを投下して征矢を沈めた。
情熱番長を脱落へと追い込み、自身4勝目で連覇へ望みをつないだ清宮は、今宵も反骨の狂乱マイク(?)を展開した。
「全然話題になってないんで言いますね。清宮海斗、今年の12月で10周年迎えます! ただ、会社からは今のところ特に触れられておりません! それに、ポスターだって端っこにするし、次のシリーズのポスターだって横向いてました。皆さん見ました? それに、今日発表された自分の新Tシャツ、見ましたか? そう、また横向いてましたよ! どうなってんだよ? 横向きって見たことないですよ!」
そう感情おもむくままに不満を並べ立てた清宮は「こうなったらN-1優勝して、自分の10周年、チャンピオンとして迎えてやりますよ!」と宣言。「そして、優勝記念、横顔卒業、清宮海斗正面バージョンのTシャツ作ってやりますよ!」と妙な目標まで掲げたうえで「N-1 VICTORY 2025、優勝するのは清宮海斗です。すべてはNOAHのために!」とニッコニコにひょう変しながら浜松大会を締めくくった。
これでN-1・Aブロックは清宮、KENTA、藤田、北宮が4勝2敗の勝ち点8で首位タイに。4選手がトップで並び、自力優勝の可能性を持つ選手もいない大混戦で、あす(21日)宇都宮大会での公式戦最終日を迎えることになった。
【清宮の話】「皆さん、今日発売された清宮海斗Tシャツ見ましたか? 今日発売じゃない。すいません。今日、予告、情報解禁された清宮海斗のTシャツ見ました? なんでまた横向いてるんですか!? モングラTシャツで横向いてるって初めてですよ。どう思います? デザイン。カッコいい? カッコいいかもしれないけど、そういう問題じゃないんですよ。カッコいいかもしれないけど、今、横向きに敏感なんですから! そんな時に横向きTシャツ作って。それに今日のWRESTLE UNIVERSE、デザイン見ました? 自分がメインなのに丸藤選手とガレノがデザインのっかってるじゃないですか。なんでですか? なんで自分がデザインの表紙になってないんですか? おかしいでしょ? こうなったらNOAHも、Tシャツのデザイン部隊も、WRESTLE UNIVERSEの彼らも全員みんな見返してやるますよ! クソ!!」
