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【MotoGP】「2位だけど、普通じゃないランキング2位」アレックス・マルケス、苦しんだキャリア初期がスパイスに

【MotoGP】「2位だけど、普通じゃないランキング2位」アレックス・マルケス、苦しんだキャリア初期がスパイスに

グレシーニのアレックス・マルケスは、MotoGPでライダーズランキング2位を確定させたことは、Moto2とMoto3でタイトルを獲得したのと同じだけの価値があると考えている。

 アレックス・マルケスは今季開幕から好調な走りを披露しランキング上位を争うと、第20戦マレーシアGPでランキング2位を確定。ドゥカティ・ファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤや、アプリリアのマルコ・ベッツェッキを大差で下した。

 これまでのベストリザルトが年間8位だったアレックス・マルケスにとって、年間2位という結果は大躍進と言えるものだ。

 アレックス・マルケスは2013年にMoto3で、2019年にはMoto2クラスでタイトルを獲得。2020年にホンダからMotoGPクラスへデビューしたが、2021年にLCRへ移ってからは大苦戦……2023年からグレシーニへと移籍し、ドゥカティのマシンでキャリアの立て直しを図った。

 そしてドゥカティのマシンに乗るようになってから、アレックス・マルケスは徐々に調子を上げ、今年は2024年型マシンで大活躍した。

 彼はランキング2位という結果を“最速の敗者だ”と冗談っぽく語ったものの、この結果はMotoGPで苦しんだところからの復活や、兄マルク・マルケス(ドゥカティ)との史上初の兄弟によるランキングワンツーという、特別な意味を持つものだ。

 2025年シーズンのランキング2位を、過去2クラスのタイトルと比較してどうだったかを尋ねられたアレックス・マルケスは、こう答えた。

「似てるよ。2位だけど同じくらいだ。でも僕にとっては、普通じゃない2位だ」

「MotoGPクラスでの僕の道のりは楽なモノじゃなかった。2020年はレプソル・ホンダのルーキーとして表彰台2回とかなり良いスタートだったけど、その後LCRに移ってからは2年間苦しんだ。2023年はもう少しで家に帰ってるところだった」

「LCRでの期間の後、グレシーニでのチャンスを得られたのはちょっとした幸運だったと言える。だからこそ、本当に特別なんだ」

「僕は2位で、最速の敗者だ。でも(チャンピオンになったのは)僕の兄なんだ。だから感じ方も違っているんだ」

「完璧だった。これまでの道のりや、これまでの状況を考えれば本当に特別なことだよ。2位でも本当に素晴らしい結果だ」

 アレックス・マルケスはシーズン前半戦は兄マルクと互角の戦いを演じたが、オランダGPで転倒した際に手首を骨折すると、そこから調子を落としてしまった。

 それでも9月のカタルニアGPでは兄を破って勝利し、更にマレーシアGPでは3勝目をマークしたが、夏休み以降は成績の浮き沈みも大きかった。

 アレックス・マルケスは怪我、そしてチャンピオンシップ争いのプレッシャーから、安定したパフォーマンスを発揮するのが難しかったと説明している。

「シーズン中盤戦は、特にアッセンで怪我をしてしまってからは少し調子を落としてしまった。それは事実だ」

「手や体のどこかに痛みがあると、本来の乗り方ができなくなってしまう。バイクを力強く操縦したり、曲げたりするために求められる乗り方ができないんだ」

「それで『OK、これは適切な方向じゃないな』と自覚して、一歩後退して始めたところ、良くなり始めた」

「日本のようないくつかのコースでは少し苦しんでいた。でも苦しんでも6位とかなら、それが前進しているということだ」

「それから、ナーバスになっている所もあった。ランキング2位争いのプレッシャーというのは、簡単にコントロールできるものじゃない」

「今はそれも解放されたし、残り2戦を楽しむために、より良い形にしていくことが必要だね」

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