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ウォリアーズの“衝撃的事実”にカーHCは自虐「相手スターが欠場と聞くと恐怖で震える」<DUNKSHOOT>

ウォリアーズの“衝撃的事実”にカーHCは自虐「相手スターが欠場と聞くと恐怖で震える」<DUNKSHOOT>

現地時間10月30日(日本時間31日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地ファイサーブ・フォーラムへ乗り込み、ミルウォーキー・バックスと対戦。開幕5試合を4勝1敗(勝率80.0%)で終えたチームは、ディアンソニー・メルトン(ヒザ)を除けばベストメンバーだった。

 バックスはティップオフの約1時間前になって、ヤニス・アデトクンボの欠場を発表。左ヒザの痛みを抱えていたとはいえ、戦前のインジュアリー・リポートではプロバブル(Probable=出場見込み)だっただけに、誰もが出場すると思っていただろう。

 28日に昨季3戦全敗を喫していたニューヨーク・ニックスを121-111で撃破し、上り調子だったバックスにおいて、平均36.3点、14.0リバウンド、7.0アシスト、1.3ブロックにフィールドゴール成功率69.5%をマークする大黒柱は、対戦相手にとっては“ゲームプラン”そのものと言える存在。

 そのため、ウォリアーズからすれば、相手が主軸を欠いたことで序盤から優位に立つチャンスだった。ところが、16度のリードチェンジこそあったものの、バックスへ約39分間にわたってリードを許し、110-120で敗れた。

 この結果に、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「こんな形になってはいけない」と切り出し、自虐的にこう続けていた。
 「ここ数年、(相手の)スター選手が出場しない時は0勝12敗のような成績だからね。コーチ陣に『私が対戦相手のコーチだったら、スター選手を毎回ベンチに下げる』と言ったくらいだ」

 この日のウォリアーズはステフィン・カリーが27得点、6リバウンド、4アシスト、ジョナサン・クミンガが24得点、8リバウンド、4アシスト、ジミー・バトラー三世が23得点、10リバウンド、3アシストを記録。

 ただ、チーム全体のフィールドゴール成功率42.4%(36/85)、3ポイント成功率34.2%(13/38)はいずれも今季ワースト。加えて22本のターンオーバーも犯してしまった。

「このチームのスタッフとして、スター選手が欠場すると聞くと恐怖に震えてしまう。我々はもう何度も見てきたからね。NBAのどのチームにも、タレントは揃っているものなんだ。相手選手たちが3ポイントを繰り出すのを見てきた。

 このリーグでは、(契約下にいる)誰もがプレーできる。そしてスター選手が欠場すると、みんな燃えるものなんだ。私からすれば、今日の試合は驚きではなかった」
  今季のバックスは、アデトクンボが新型コロナウイルスのためメディアデーとトレーニングキャンプ開始時にチームへ合流できなかった。その分、大黒柱抜きの布陣でキャンプ序盤をこなし、彼が欠場した試合を想定した練習もしてきたことが奏功したと言えるだろう。

 そしてカーHCとウォリアーズにとって誤算だったのはライアン・ロリンズ。2022-23シーズンにウォリアーズでNBAデビューした191㎝・82㎏のガードは、昨季バックスでデイミアン・リラード(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)が欠場した終盤に台頭し、4月1日のフェニックス・サンズ戦でキャリアハイの23得点をマークしていた。

 今季はケビン・ポーターJr.が離脱した2戦目から先発入りし、ニックス戦で4本の3ポイントをすべて沈めてキャリアハイを更新する25得点。そして古巣との一戦ではスムースかつ洗練された動きから7投中5本(成功率71.4%)の長距離砲を放り込み、自己ベストを再び塗り替える32得点に3リバウンド、8アシストと暴れ回った。

 さらにマイルズ・ターナーが17得点、7リバウンド、3アシスト、コール・アンソニーが16得点、ゲイリー・トレントJr.が13得点、3アシスト、4スティール、ボビー・ポーティスが12得点、5リバウンドを記録。計8選手が2桁得点のバランスアタックで相手をねじ伏せた。
  ウォリアーズにとっては予想外の結末になったことは間違いない。それでも、NBAのシーズンは長丁場で、11月1日にインディアナ・ペイサーズ戦、4日にサンズ、翌5日にはサクラメント・キングスとの2連戦もあり、この敗戦を引きずり続けるわけにはいかない。

「どのチームにも、こういう試合はあるものだ。リーグにいるどのチームも82試合のシーズンを戦い、全員がハイペースかつ懸命にプレーしている。メンタル面で集中力が途切れてしまう試合も出てくるだろう。今夜は我々にとって、まさにそんな試合のひとつだった」

 カーHCが口にしたように、“イレギュラーなゲーム”を終えたウォリアーズは、気持ちを切り替えることができるのか。次戦の相手は開幕5連敗を喫しているペイサーズだが、主力を複数欠いても粘り強さは健在だけに、アウェーで勝利できるか注目したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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