最終戦に向けて、6チームがタイトル獲得のチャンスを残している2025年のスーパーGT・GT500クラス。連覇を狙う1号車au TOM'S GR Supraの坪井翔、山下健太組を追いかける5チームの中で、逆転に向けて最も有力と見られていたランキング2番手の14号車ENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也、福住仁嶺組は、予選で13番手に沈んだ。
今季優勝1回、2位2回を記録しているENEOSは、au TOM'Sとの差を6点に縮めて最終戦もてぎに乗り込んだ。優勝すればau TOM'Sが3位以下でタイトルが転がり込んでくるENEOSは、土曜午前の公式練習でトップタイムをマークするなど、幸先の良いスタートを切っていた。
しかし、迎えた予選では大嶋がアタックを担当するも、タイムが伸びず13番手。まさかのQ1敗退となってしまった。
中継映像では、アタック中の大嶋が前を走る19号車WedsSport ADVAN GR Supraの真後ろに接近している姿が映し出されていたが、やはりこれが痛手となったようだ。
予選後、意気消沈した様子でパドックに姿を現した大嶋。チームのテントから出てくる際には、落ち込む大嶋を相方の福住が明るく励ますような姿もあった。
「計測3周目、4周目に(2周連続で)アタックするという作戦でしたが、アタック1周目の終わりに19号車に追いついてしまいました。2周目のアタックはベタベタに接近した状態で始まりましたが、全然ダウンフォースがありませんでした」
大嶋はそう説明する。
「1周目の終わりでアタックを諦めて、次に照準を合わせればよかったのですが……。ポテンシャル的には全然あるので、もったいなかったなと思います」
結局、“ビタビタ”の状態で始まった2周目のアタックラップでは、万全な状態ではないながらも前の周のベストタイムをコンマ7秒更新したが、Q1進出ラインにはわずか0.05秒届かず。「あれだけ引っかかっりながらでもタイムを更新できるくらい、アタック2周目の方がタイヤは良かったです。納得はいかないですが、4周目(=アタック2周目)にかけるという判断ができなかったので……しょうがないです」と大嶋は悔しがる。
「悔しいですけど、クルマは速そうなので、なんとか追い上げるしかありません」

