モビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーGT最終戦の予選。GT500タイトルの可能性を残す100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTは7番手だった。
前戦オートポリスでの逆転勝利により、一躍タイトル争いに名乗りを上げることとなった100号車STANLEYの山本尚貴、牧野任祐組。トヨタ勢以外では唯一のタイトルコンテンダーということもあり注目された中で迎えた予選、STANLEYシビックはホンダ勢最上位とはなったものの、2台のトヨタGRスープラ、4台の日産Zの先行を許して7番手に終わった。
ホンダ勢が7番手〜10番手に固まったことから、タイムシート的にはこれがシビックのポテンシャルの限界だったかのようにも見えるが、Q2を担当した牧野は全くそうではないと語る。彼はアタック時にセクター1でタイムロスがあり、それがなければ予選トップ3に入ることも可能だったと考えている。
「他のクルマのことは分かりませんが、僕たちのクルマのパフォーマンス的には、3番手には絶対行けたと思います。僕がアタックをまとめきれなかったので、それ(が原因)だと思います」
「セクター1で失敗して、めちゃくちゃロスしてしまいました。ポールが狙えたかと言われると正直厳しかったかもしれませんが、最低でも2列目には入れたと思います。僕がダサいアタックをしてしまったなと」
また牧野はアタックをまとめきれなかった要因として、Q2で硬めのコンパウンドのタイヤを選択したことを挙げた。
牧野曰く、このタイヤチョイスは「一発を出すため」だったとのこと。一般的には「ソフトタイヤ=グリップが高く予選向き」といったイメージがあるが、そう単純な話ではない。
「ずっとソフトを使っていたのですが、Q2では硬めのタイヤを選びました。多少イメージが違っていたりする部分もありますが、そこに僕が合わせきれなかったと思います」
「一発を出すためにハードにしました。(コンパウンドは)柔らかければいいというものではなく、逆に柔らかいことで“弱すぎる”部分が出たりもしますから。硬い方が一発が出るだろう、そしてスープラ勢はそれを使ってくるだろうという予想もありました」
「僕たちは一発逆転を狙わないといけない立場ですし、Q2ではハードを入れました。ポテンシャルを上げることには成功したと思いますが、それを僕がうまく活かせませんでした」
7番手からスタートする決勝に向けては、前戦オートポリスの優勝記者会見で語っていた通り「やることはシンプル」だという牧野。3位以上でタイトルの可能性が出てくるが、「優勝を目指してとにかく頑張りたい」と述べた。

