
吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)
【画像】え…っ? 「何その恰好」「顔きれいなのも込みでオモロイ」 コチラが吉沢亮さんが振り切れた演技を見せた実写版です
もはや本人がそこにいたレベル!
マンガの実写化作品は、年々クオリティーが高いものが増えています。それでも、原作ファンは原作を大切に思っているからこそ、「解釈違い」の実写化作品には引き続き厳しい目が向けられている状態です。
そんな原作ファンも「もはや本人」と感服するほど、すさまじい再現度が話題となったキャスティングもありました。
『ゴールデンカムイ』土方歳三(演:舘ひろし)
2026年3月13日(金)に劇場版第2弾の公開も決定している『ゴールデンカムイ』(作:野田サトル)は、当初個性的なキャラクターたちがアイヌの莫大な金塊をめぐってド迫力のバトルを繰り広げる展開や、徹底的な資料をもとにアイヌ文化を描く点から実写化のハードルが高くなっていました。2022年に実写化が発表された際、SNSにはネガティブな反応が多く寄せられて、さまざまなワードがトレンド入りしています。
しかし、次々とキャストが発表されていくなかで、高いクオリティーで再現された各キャラクタービジュアルには大きな反響が寄せられていました。そのなかでも、特に大きな存在感を放っていたのが、舘ひろしさん演じる「土方歳三」です。
歴史上の土方は34歳で亡くなっていますが、本作では五稜郭の戦いで死なずに網走監獄に投獄され、脱獄した老人のキャラクターとして描かれています。70代となった土方を演じた館さんには「ビジュが本当に土方そのもの」「アニメで中田譲治さんが演じた土方がハマりすぎてたけど、実写の土方もすごすぎる」と、原作ファンからの熱い反応も多々見られました。長年、土方を演じたいと思いつつタイミングを逃していたという舘さんにとっても、願ってもない役だったようです。
『外道の歌』島田虎信(演:亀梨和也)
渡邊ダイスケ先生の人気マンガ『善悪の屑』と続編『外道の歌』は、2024年12月にDMM TVでドラマ化されました。主人公のカモこと「鴨ノ目武(演:窪塚洋介)」と、トラこと「島田虎信(演:亀梨和也)」のふたりが法で十分な報いを受けていない悪人を成敗する本作は、過激な復讐シーンも再現されており大きな注目を集めています。
特にセミロングの髪型にいかついタトゥー、卓越した格闘術でターゲットを捕縛するトラを演じた亀梨さんの再現度には、驚きの声があがっていました。関西弁で普段はひょうきんな一面を見せるも、凄惨な過去から悪人に向ける憎しみを込めた視線など、亀梨さんはトラの持つギャップをしっかりと演じています。
『ババンババンバンバンパイア』森蘭丸(演:吉沢亮)
2021年より「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載されているマンガ『ババンババンバンバンパイア』(作: 奥嶋ひろまさ)は、2025年に映画化されました。
老舗の銭湯で住み込みバイトとして働く450歳の吸血鬼「森蘭丸(演:吉沢亮)」が、銭湯のひとり息子「立野李仁(演:板垣李光人)」の「童貞の血」を求めて奔走する本作は、ポスターや予告映像からすでに各キャラの高いビジュアルの再現度が絶賛されていました。
特に吉沢さん演じる森蘭丸は、ビジュアルに加えて芝居がかった大げさな語り口や、李仁にときめきを隠せないシーンや衝動を抑えられない姿の表情が原作通りです。キャラクターソングでは「森蘭丸450歳」と美声で歌い上げる芸達者さも見せており、「他のキャストが考えられないくらいハマってた」「びっくりするくらい美形なのにコメディー要素ではっちゃける森蘭丸をここまで演じられる人いるんだ」と驚きの声も少なくありません。
先に公開されていた映画『国宝』(原作:吉田修一)での、女形歌舞伎俳優としての繊細な演技のギャップも大いに話題になり、吉沢さんの役の幅広さに多くの人が衝撃を受けたようです。
