スマックダウンが現地時間19日、オハイオ州トリドで行われ、翌日に迫った統一WWE王座戦へ向けた調印式が行われ、ドリュー・マッキンタイアが王者コーディ・ローデスを襲撃。「明日お前の大事なものを奪う」とベルト獲りを通告した。
王者・コーディにマッキンタイアが挑戦する統一WWE王座戦が行われる9・20『レッスルパルーザ』が翌日に迫ったこの日、両者がニック・オールディスGM立ち合いのもと調印式に臨んだ。
まずはマッキンタイアがリングに登場。マイクを手にすると、遮るように王者・コーディが現れた。「サインする前に聞きたい。15年前の今日、何が起こった? 俺とお前でタッグ王者になった日だ」と語りかけると、「お前は過去にロイヤルランブルに優勝し、WWE王座を戴冠したスコットランドの戦士だ」と称える一方で、「だが、今やキーボード戦士だ。スマホ持ってんだろ? 武器を出せよ。SNSでバズらせよう。泣き言ばかりのお前が俺に一矢報いる最後のチャンスだ。さあ、やれよ」と迫った。
マッキンタイアが示したスマホの画面に表示されていたのは「ありがとうコーディ」との文言。「どういう意味だ?」と問うコーディに向かって「俺が欲しかったのは邪魔なしの統一WWE王座戦。今回は誰も邪魔できない」と返答したマッキンタイアは「お前は会社人間であり、戦う王者だからな。最近、自分と向き合っているか? WWEのため、株価やスポンサーのことしか考えてないだろ? お前は会社の王者だ」とバッサリ。「5年前、お前と同じだった。会社はお前を裏切るぞ。新しいスターが出たら、お前も俺の立場が分かる。ドリューが正しかったってな」と投げかけた。
これにコーディは「正しかったら明日はお前が勝つだろう。だが、間違っていたらお前は俺に負けた男として名が刻まれる。ESPN初回放送の統一WWE王座戦でな」と通告。調印書にサインし、マッキンタイアの目の前に置いた。マッキンタイアもサインすると、コーディは調印書をニック・オールディスGMに手渡した。
次の瞬間、マッキンタイアはコーディにグラスゴーキスを叩き込んだ。場外に転落したコーディを追いかけたマッキンタイアは実況席に叩きつけると、コーディ欠場の要因となった実況席激突式のクレイモアを放てる状況になった。が、マッキンタイアは再現せず。コーディに顔を近づけて「今はテーブルに頭を蹴り込まない。明日お前の大事なものを奪う。WWE王座をな」と通告した。
オールディスGMがマッキンタイアに詰め寄ると、息を吹き返したコーディがトペスイシーダで突っ込んでお返し。レフェリー、セキュリティたちの制止を振り切ってマッキンタイアに殴りかかった。するとマッキンタイアはフロントハイキックで応戦。大の字となったコーディに向かって「ベルトとともに眠れよ。今夜が最後の夜だ」と言い放った。
今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

