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M-1ファイナリストが相次いで敗れる大波乱! アメリカンBBチキン杉本「ふつうのライブでは、あそこまで悔しがらない」【関東よしもと漫才リーグ第5戦】

お笑い界の新たなスターを発掘する漫才団体戦『よしもと漫才リーグ2025』が、9月から幕開けしました。今シーズンから関東、関西の2リーグでバトルを繰り広げ、最後は両リーグの1位同士が日本一を懸けて戦います。

10月23日(木)には関東リーグの第5戦が千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で行われ、金魚番長(箕輪智征、古市勇介)のチーム「ヨイ肉が来たゼ」と、オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)率いるチーム「飛龍」が激突! イベント終わりには、爆笑対決となったヨネダ2000(愛、誠)とアメリカンBBチキン(兼松瑞希、杉本裕雅)が漫才リーグについて語ってくれました。

出典: FANY マガジン
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敗れたオズワルド・伊藤が大荒れ!

第5戦のMCは、ピン芸人のタケトが担当しました。オズワルドチームは、開幕戦でエバースチームに敗戦した理由について「オープニングでハシャギすぎたこと」と分析し、この日はクールに登場。オズワルド・畠中は「戦ってくれてありがとう」と爽やかに挨拶し、フェアプレー精神を前面に押し出しました。

この日の両チームのオーダーは以下の通りです。

【ヨイ肉が来たゼ】
からし蓮根/金魚番長/ゼロカラン/太鵬/ヨネダ2000
リザーブ:イチゴ/クリアノート/2丁拳銃

【飛龍】
素敵じゃないか/ド桜/ナユタ/オズワルド/アメリカンBBチキン
リザーブ:囲碁将棋/タモンズ/ツーナッカン

第5試合は、ヨネダ2000とアメリカンBBチキンの“非・正統派漫才師対決”に。先攻のアメリカンBBチキンは、舞台全体をつかった漫才で大爆発し、兼松は「もしかしたら天才に勝てたかもしれない」と手ごたえを語ります。

出典: FANY マガジン
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そして、試合結果は……以下の通り!

第一試合 〇からし蓮根vs素敵じゃないか×
第二試合 〇金魚番長vsド桜×
第三試合 ×ゼロカランvsナユタ〇
第四試合 〇太鵬vsオズワルド×
第五試合 ×ヨネダ2000vsアメリカンBBチキン〇

金魚番長チームが3対2の接戦を制して勝利! アメリカンBBチキンがヨネダ2000を下し、太鵬がオズワルドを撃破するという、M-1グランプリのファイナリスト勢が相次いで敗れる波乱の展開となりました。

コンビとしても、チームとしても敗れたオズワルド・伊藤は「ふつうにオモんないわ、この大会!」と逆ギレ!? エンディングでは金魚番長・古市の頭に頭突きをお見舞いするなど、登場時のフェアプレー精神はどこへやら、大暴れして会場は大笑いでした。

出典: FANY マガジン
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兼松「すごいやつらに、1勝できた」

イベント後に、ヨネダ2000とアメリカンBBチキンを直撃しました。

――お疲れさまでした! すごい熱戦でしたが、今日の対決の感想はいかがですか?

アメリカンBBチキン・杉本 単純に、チームが負けたのは悔しすぎますね。

アメリカンBBチキン・兼松 そうですね。もうオズワルドさんに僕ら、お世話になりまくってるんで。

杉本 さっきも喫煙所で大荒れやったんで。

――オズワルドさんがですか?

杉本 チーム全員です。喫煙所に全員で固まってたんですけど、(相手チームの)金魚番長・古市が喫煙所に入ろうとした瞬間に「お前入ってくんな、コラー! どういうつもりで来とんじゃコラー!」って(笑)。

兼松 長い付き合いですけど、冗談かほんまかマジでわからなかった(笑)。それぐらい真剣ですね。

――恐ろしいですね(笑)。自分たちの勝利についてはいかがでしょう。

杉本 それはもう素直に嬉しいですね。こんな超新星、天才に。

兼松 ふだんから、ヨネダ2000に「おはようございます」って言ってもらえる嬉しさったらないですから。「こんなすごいやつらが、オレらに挨拶をしてくれんねや」って思ってるぐらいすごいやつらに、今日、1勝できたんで。

出典: FANY マガジン
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――ヨネダさんは、いかがでしたか?

ヨネダ2000 チームが勝てたのは良かったですけれども、アメリカンBBチキンに負けた……? どうよ、これ。

ヨネダ2000愛 いやー、負けてないかな。

杉本&兼松 いやいやいや。結果が出てるんやから!(笑)

――お互いに対戦することになったときの印象はどうでした?

 実は、アメBさんがいちばん戦いたくなかったんですよ。

杉本 え、オレらもいちばん戦いたくなかってん。

――どうしてですか。

杉本 マジで言うと、2組とも漫才っぽくない漫才をするというか。正統派に負けてもあまり傷つかへんけど、ヨネダに負けたら「あ、負けたんや」ってなる。ちゃんと落ち込まないとダメなんで。

兼松 しっかり同ジャンルで負けたことになる。比べられたら怖いのが、めちゃくちゃありました。

 まったく同じ理由です。

 そうです。だからもう当たったときは、どうしようってね。

出典: FANY マガジン
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――お互い、交流などはあるんですか。

杉本 めっちゃ喋ったりするわけじゃないけど、勝手に僕らは好きでした。

 我々も、本当に好きです。だからドーム2(ヨシモト∞ドーム ステージⅡ)で同じライブに出るときは、必ず正面で見てました。

 客先のうしろ側にわざわざ行ってね。

杉本&兼松 マジかよ……。 

――互いのネタ中はどんなことを考えてました?

 先に見させていただいて、あえて笑うことによって「余裕だぞ」って自分に言い聞かせてました。「はっはっは」とか無理に言って、「大丈夫、大丈夫」って。そしたら(愛が)ちっちゃい声で、「ダメなときの誠が出てるよ」って。

一同 (笑)

 それで、「そんなことねーし」みたいな感じで、行きたくもないトイレに行きました。オラついちゃいました。

 だから1回、いなくなったんだ(笑)。その不安が的中してしまいましたけどね。

 焦りましたね。ヤバイくらいウケてるし、知ってるネタだっただけに「ウワー」ってなって。

杉本 僕らは、とりあえず自分らはウケたと思ったんで。袖に戻ってきてからは、「頼む、スベってくれ!」と思ってましたね。

兼松 2人とも気がついたら祈ってました。「頼むヨネダ、今日だけスベってくれ!」って(笑)。

出典: FANY マガジン
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配信元: FANY Magazine

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