映画F1の主演を務めたブラッド・ピットは、撮影最終日に「最も不幸な日だった」と語るほど、この映画に没頭していたとプロデューサーが明かした。
2025年6月に公開された映画F1。興行収入は6億3000万ドル(約930億円)超えと大ヒットとなったこの作品。ブラッド・ピットは改造されたF2マシンでの撮影で実際にドライビングして、リアルな映像を生んだ。
そんな撮影の最終日に、ブラッド・ピットはクランクアップを惜しんでいたという。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、『PEOPLE』に対し次のように語った。
「ブラッドが最後の走行でマシンに乗り込んだ時のことだ。彼はもっとドライブしていたかったから、『最も不幸な日だ』と語っていたよ」
また監督のジョセフ・コシンスキーは以前、撮影最終日に終わりを惜しむブラッド・ピットに対して追加で数周走るのを許可していたとも明かしていた。
「だから我々が無責任だったとは決して思わない。彼らが制御不能だったとも感じない」
「素晴らしいスタッフが彼を支えていた。最終日に車から降りるのが本当に悲しそうだった。彼自身のためだった。本当に恋しく思っているんだ」
「感情的だったと思う」と監督は続けた。
「最後のテイク終了後、彼が本当に楽しんでいたと知っていたから、数周だけ追加走行を許可したんだ。この役柄に別れを告げるのは彼にとってエモーショナルな瞬間だった。彼はこの役を心から愛していたからだ」
なおブラッド・ピットは映画の撮影後に、本物のF1マシンを走らせる機会も得た。マクラーレンの2023年型マシンを走らせたときのことを、ピットはF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』に次のように語った。
「今週、僕は197(mph/時速317km)を記録したんだ!」
「本当は200mph(時速321km)を出したかったから、ちょっと悔しいな。ストレートで3mph足りなかった。僕の人生で、これほどの臨場感を感じたことはない。集中しているけど、ひどく緊張しているわけではない。ただただ、神聖なグルーヴの中にいるんだ」
「本当に非日常なんだ。ダウンフォースの感覚を説明しようとすると、僕は毎回失敗しちゃうんだ。ジェットコースターみたいただと言うのは正しくない。自分の下に支点があるように感じるし、その中に自分がいるんだからね」
「曲芸飛行の飛行機に乗ったことがあるけど、それに一番近い。でもやっぱり、これは独特の感覚だし、絶対的な高揚感がある」
「まだハイな気分だ。本当にそうだ」
「ザク・ブラウンとチームには感謝してもしきれないし、ランドと共に1日を過ごした。本当にハイな気分だよ」

