F1アカデミーのマネージングディレクターを務めるスージー・ウルフは、F1で通算7度のチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンがF1に及ぼして好影響について、過小評価されていると語った。
「ルイスは常に自分の発言を良いことのために使うのを厭わない」
スージー・ウルフは最近配信された「High Performance podcast」のエピソードの中でそう語り、ハミルトンがF1にもたらした影響を非常に高く評価した。
このエピソードには、F1が支援する女性ドライバー限定シリーズのF1アカデミーを率いるスージー・ウルフが登場し、男性優位なモータースポーツ界で彼女が今の地位を確立するまでの様々な道のりが語られている。
その中で彼女は、夫であるトト・ウルフ(メルセデスF1代表)と共に利益相反に関する問題に巻き込まれた2023年のことに言及した。この事件は当時、ウルフ夫妻の間で機密情報のやりとりがあるという噂が持ち上がり、FIAが即座に調査に動いたというものだ。すぐにその調査は打ち切りとなったが、彼女はこの騒動で受けた名誉回復のためFIAを提訴。その訴訟は現在も継続中となっている。
当時メルセデスのドライバーだったハミルトンは、スージー・ウルフのことを公に支持。その当時のことも含め、ハミルトンが毅然とした態度で対応することを、スージー・ウルフは称賛しているのだ。
「ルイスは常に自分の発言を良いことのために使うのを厭わないですし、自分の影響力がどうポジティブな影響を与えるかを広い視野で見てきた人物です」
彼女はそう語った。
「ご存知のように、既に踏みならされた道を進んでいくのは簡単なこともあります。ですが彼は間違いなく、彼独自の道を切り開いて、このスポーツに大きな影響を与えてきました」
「彼が立ち上がり、そして発言したことは私にとっては驚きではありませんでした。なぜなら彼は常に何か言うべきことがあるとき、そしてまだ言われていないものの、言うべきことがあるなら、立ち上がって話す人だからです」
一方でスージー・ウルフは、そのハミルトンがF1に与えてきた影響が、必ずしも十分に評価されているわけではないとも語った。
「そして私としては、彼がそのことで十分に評価されていないと感じることもあるんです」
「彼はパドックへの入場を、キャットウォークのように変えた人物なんです」
「彼はF1を単なるモータースポーツやスポーツの枠を超えて、文化的に意義ある存在にする役割を果たしています。非常に影響力のある発言力を持つ人物であり、それを”善”のために活用しているんです。他の人々もそこからインスピレーションを得るべきでしょう」

