最後の宿泊のお客様の退館を確認後、セレモニーが始まりました。

最後の宿泊のお客様が退館されるのを待ち、セレモニーが始まりました。
ANAクラウンプラザホテル大阪らしい、一人ひとりのお客様を大切にするホスピタリティーを感じました。
大阪全日空シェラトンとしてホテルが生まれ、大阪の玄関口として、国内外から訪れるお客様を静かに、そして誠実にお迎えしてきたホテルの歴史が語られました。
白木優至総支配人から皆様への謝辞

セレモニーにはスタッフだけでなく、OBの方々、ホテルを愛したお客様も駆けつけられました。
白木優至総支配人は
「今日もお客様から、結婚式や家族での食事など、このホテルの思い出を語っていただきました。
レストランも最後まで満席。
多くのお客様に、この北新地で愛されていたことを改めて感じました。
そして、我々のホスピタリティーが社会に役立たせていただいていることを感じました。
そして、我々スタッフは最後まで幸せだったと感じました。」
と述べられました。
そして、最後までこのホテルで明るく働いてくれた151人のスタッフへの感謝の言葉が述べられると、
会場全体が温かな拍手に包まれました。
41年にわたりこの場所を支え続けた人々への敬意と感謝が込められた、心に残る瞬間でした。
北新地らしく華やかにシャンパンで、最後の乾杯!

「41年間、ANAクラウンプラザホテル大阪を愛してくださいましたお客様、
ここにお集まりの皆様のますますのご繁栄を祈念しまして、
ただいまをもちましてANAクラウンプラザホテル大阪は閉館いたします。乾杯。」
白木総支配人の力強い言葉とともに、
北新地らしく華やかにシャンパンで乾杯。
温かな拍手と笑顔に包まれながら、41年の歴史に静かに幕が下りました。
温かな拍手に包まれて
乾杯の後、スタッフの皆さんがロビーに花道を作り、一人ひとりのお客様を丁寧にお見送りされました。
笑顔と拍手に包まれながら、このホテルを愛した多くの方々がゆっくりと退館。
41年の歴史が静かに、そして温かく締めくくられました。
笑顔の挨拶とともに・41年の歴史に幕が下りて

スタッフの皆さまが見送る中、白木総支配人が深く一礼されました。

そして、感謝の気持ちを込めて両手を高く掲げられました。
その笑顔には、41年間ホテルを支えてきた誇りと温かい想いが込められているようでした。

多くの方が見守る中、ロビーのドアが静かに閉まり、41年の歴史に幕が下りました。
感謝を込めて
ANAクラウンプラザホテル大阪が、皆さまの心にいつまでも温かな記憶として刻まれ、
スタッフの皆さまの新たな門出が素晴らしいものとなりますようお祈り申し上げます。
そして、少し遅れて届く卒業アルバムのように、
この場所での思い出を穏やかな気持ちで振り返っていただけたら嬉しいです。
この瞬間に立ち会えたことを、心より感謝申し上げます。
この日を見届けた一人として、静かに心に刻みました。
■ANAクラウンプラザホテル大阪
《2025年10月15日閉館》
大阪府大阪市北区堂島浜1-3-1
取材協力 ANAクラウンプラザホテル大阪

