
【A$AP ROCKYが常識をブチ壊す】人体解剖学がデザイン源!? プーマの「INHALE」をエディターが試し履きレビューの画像一覧
ヒップホップ界の枠を超え、ファッション界のパイオニアとして絶大な影響力を持つ「A$AP ROCKY(エイサップ・ロッキー)」氏。彼が2023年にPUMA(プーマ)のF1部門クリエイティブディレクターに就任したことは、モータースポーツとストリートカルチャーを結びつける歴史的な出来事です。その記念すべきファーストコレクションから、ひときわ異彩を放つ限定スニーカー「Puma INHALE LEOPARD」が発表されました。2000年代の伝説的なハイテクスニーカー「INHALE」をベースに、「人体解剖学」をデザインソースとした独特のディテールを持つこの一足に、ロッキー氏はどのような挑戦的なデザインを加えたのか。その魅力を詳しく掘り下げます
試し履きしたのは【Puma/INHALE LEOPARD “A$AP Rocky”】


Puma
INHALE LEOPARD “A$AP Rocky”
¥24,200(税込)
ファーストコレクションから、ひときわ異彩を放ち再登場を果たしたのが、伝説的なハイテクスニーカー「INHALE(インヘイル)」です。このモデルは、もともと2000年代のハイテクスニーカーブームの中で誕生した名作ですが、ロッキー氏の手によって、さらに洗練され、唯一無二の存在感を放つスニーカーへと進化を遂げました。
デザインの根幹にあるのは、「人体解剖学」という非常にユニークなインスピレーションです。人間の骨格、毛細血管、腱といった複雑で有機的な構造からヒントを得て開発されたアッパーデザインは、まるでむき出しの骨を思わせるような力強い補強パーツと、流れるような美しいシルエットが特徴となっています。
ここに注目!気になるディテール
最新作は、秋から冬にかけての装いに完璧に馴染む、暖かみのある落ち着いたカラーリングで構成。アッパー全体は、触れると心地よい質感の上品なベージュのスウェードで丁寧に包み込まれ、高級感あふれる仕上がりです。
この柔らかなベースカラーに対し、つま先やミッドソールには深みのあるモカブラウンを配置することで、全体の印象に奥行きと落ち着きを与えています。この絶妙なコントラストは、大人のストリートスタイルにふさわしい洗練された雰囲気を作り出しています。
デザイン全体を引き締める重要なアクセントとして、サイドのプーマを象徴するフォームストリップにはシックなブラックが配されています。
そして、この一足にロッキー氏ならではの遊び心とエッジを効かせているのが、シュータンとヒール部分の大胆なディテールです。この部分には、ワイルドな魅力を持つレオパード柄が惜しみなくあしらわれています。このアニマル柄の配置は、落ち着いたアースカラーのトーンの中で、強い個性を放ち、単なるレトロスニーカーで終わらない、ロッキー氏のファッションに対する挑戦的な姿勢を感じさせます。
単なるスニーカーではなく、A$AP ROCKYというアーティストの哲学と、プーマの歴史が交差する「INHALE」。この秋冬、ストリートファッションを次のレベルへと押し上げる、圧倒的な存在感を放つこの一足を決して見逃さないでください!
