伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化のコレクションだ。
ARTISAN INDIGO SUPERIOR HORSEHIDE
フルベジタブルタンニン鞣しによるホースハイドをインディゴで染め上げた、特別なレザーを採用するレザーコレクション。革の奥まで滲む深いブルーは、光の角度で多彩な表情を見せ、着込むほどに奥行きを増していく。インディゴ染めのホースハイド——それは、単なる新色ではなく、二つの素材が交わることで生まれる“新たな経年変化”の探求。クラシックを更新する“藍馬革”の真価は、袖を通した者だけが知ることになる。
500SP Indigo Horsehide Grizzly Jacket


ビルトバックの代表作である、1930sスタイルのグリズリージャケットのスペシャルエディション。深く染め上げたインディゴ・ホースハイドに上質なリアルシープムートンを重ねたその佇まいは、まさに極上の素材に包まれた冬革ジャンの究極。ヴィンテージプロダクツの焼き直しに終わることなく、先人への敬意を礎に、現代の技術、プロセスによって築き上げたヘリテージスタイルの進化形と呼ぶにふさわしい1着。55万円

379SP Indigo Horsehide Double Flats Jacket


ロングセラーモデルのダブルブレスト・スポーツジャケットをインディゴ・ホースハイドで再構築。’30sをイメージソースとした3ポケット、ボールチェーン、カフスなどクラシカルなディテールワークが随所に光り、モーターサイクルジャケット黎明期を彷彿させる。シンプルゆえに、着込むほどに象徴的なレザーの表情が際立つ育てがいのあるスタイルで、インディゴ・ホースハイドの気品とワイルドな貫禄を宿す1着だ。60万5000円


SATURATED with OIL Bilt to Last
イタリア・マリアム社のホースハイドに、ドラムによる染色加脂を施し、オリジナルレシピで仕立てたサンドイッチダイレザーを核に据えた“OIL RICH”コレクション。ネーミングの通り、油分をたっぷりと含み、オイルのみで仕上げたホースハイドは、しっとりとした質感と抜群の着馴染み、そして迫力あるエイジングのポテンシャルを秘める。ヘアオンハイドシリーズからライダースまで、ブランドを象徴する定番モデルが、豊潤な艶を纏って生まれ変わった。
500LTD Grizzly Jacket Limited



ビルトバックの冬の革ジャンを代表する、グリズリージャケットのリミテッドエディションをブラックレザー&ブラウンレザーで展開。毛足の長いキャメルカラーのリアルシープムートンと、オイルリッチ・ホースハイドの艶が織りなすコントラストこそ、このモデルを象徴する美学。’30sスタイルのクラシカルなディテールワークに加え、シープムートン特有の防寒性と上質な気品、そしてストリートに映える圧倒的な存在感を纏う1着だ。33万円


576LTD Cowhair LL Jacket Limited


トリコロールカラーのカウヘアを贅沢にあしらった、ビルトバックの新提案。様々な種類のヘアオンハイドの可能性を模索し続けてきたビルトバックだからこそ実現した斬新な個性を宿す1着。しっとりとしたホースハイドに、二つとして同じ模様が存在しないカウへアの躍動感が際立つ。細部の作り込みやパーツチョイスはグリズリージャケットと同様’30sがイメージソース。クラシックと革新が融合するワンアンドオンリーだ。38万5000円
704LTD DP Riders Jacket Limited


スタンダードラインではラッカーフィニッシュのホースハイドを採用するDPライダースを、オイルリッチ・ホースハイドに変更し顔つきを一新。変形Dポケットが印象的なモーターサイクルジャケットは、4つのアウターポケット/インナーポケット/チンストラップを備え、リアルクローズとしての実用性を宿す。オイルを多く含んだレザー特有のシックな艶感に加え、ドットボタンをブラックで統一し、洗練された大人の品格を漂わせる。38万5000円