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【サーカスの休日】サーカス団員が旅先でまさかの救出劇! チームプレイで老夫婦を助けた話 / 木下サーカスの思い出:第12回

【サーカスの休日】サーカス団員が旅先でまさかの救出劇! チームプレイで老夫婦を助けた話 / 木下サーカスの思い出:第12回

・阿蘇に到着

阿蘇の大草原で馬とたわむれた後は、予約をしていた黒川温泉の宿「黒川荘」へ。桜が咲く季節。温泉も料理も最高で、女将からは「教授と生徒さんの旅行ですか?」と声をかけられた……さすが博士オーラを放つ先輩である。

1泊してチェックアウト後、女将が教えてくれた馬肉の名店を目指して出発した。当時はスマホもなかったので、現地で貴重な情報を仕入れるのが私の役目だった。これは今の仕事にもつながっている気がする。

予算オーバー確定だが “女将おすすめ” を食べずに帰るわけにはいかない。全員一致で馬肉を目指し、山道をドライブしていたら……カーブの先に横転している車を発見した。

・救出劇

しかも中には老夫婦の姿が……「大変だっ!」高岡さんが真っ先に車から飛び出し、私たちも慌てて続いた。ピンチを見れば舞台でも山道でも勝手に体が動く。サーカスの血である。

車体は大きく傾いたまま。急いで老夫婦を助け出さないと……しかしバタンと勢いよく車体を戻すのは危険だ。「慎重にやるぞ!」と高岡さんが指示を出す。

博士・保坂さんが車を押し、残りの3人で受け止め、ゆっくり車体を戻すことにした。そうすればバタンと戻ることはない。息を合わせて慎重に……その時だった。

「ヤアアアアア!」

保坂さんが突然、謎の掛け声とともに全力で車を押した。「えっ?」不意をつかれた若手3人は車体を受け止めきれず……車はバタンッ! と激しい音を立てて戻った。

「イテテテ」と老夫婦が首を押さえている……救出のはずが、逆に怪我をさせてしまった。高岡さんが「だ、大丈夫ですか?」と声をかけている間に、保坂さんが冷静に警察に通報。

「はい、横転した車を助けたんですが、どうやら首を痛めているようです」

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