ロジクールが展開するゲーミングギアブランド「ロジクール G」では、現役プロゲーマーなどからフィードバックを受けて開発したモデルを多数ラインアップしている。同ブランドの製品は、「BCNランキング」でもほぼ毎回上位にランクインするほどで、ゲーマーの間ではもはや定番として名前が知れているところだ。
※「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
では、ロジクール Gをはじめとしたゲーミングデバイスのどこがそんなにすごいのか。先日登場した同社の最新モデル、ゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2c LIGHTSPEED」、ゲーミングキーボード「G515 RAPID TKL」。これらを約1カ月間、在宅ワークなどの日常生活で、あえて非ゲーマー的な観点から使ってみると意外な発見がいくつもあった。
●数値で見ると全然違う ゲーミングデバイスと普通のデバイス
両モデルについて簡単に紹介しよう。
ロジクール G最高峰のバリエーションモデル 性能は普通のマウスの50倍以上
「PRO X SUPERLIGHT 2c LIGHTSPEED」は、ロジクールGの最高峰「PRO X SUPERLIGHT 2」の名を冠した、フラッグシップのバリエーションモデル。重量は51gで、心臓部分ともいえるセンサーには、トラッキング速度888IPS、加速度88G、解像度最大4万4000DPIを発揮するHERO 2センサーを搭載。ポーリングレートは最大8000Hz。価格は2万460円。
一般的なデバイスとの違いとして挙げられるのは、反応速度と入力精度だろう。簡単に言うと、ポーリングレートとは入力データがPCに送信される頻度のことで反応速度に影響する。そしてDPIはマウスを動かしたときの感度を指す。
一般的なポーリングレートが125Hz前後、DPIが800程度と考えると、大体50倍以上の数字。数値だけ見ても途方もない違いがあることがわかる。
ロープロファイルだから使いやすい タイピングも静かで高いカスタマイズ性
「G515 RAPID TKL」は、ロジクールG初のラピッドトリガー対応ロープロファイル有線キーボード。磁気式スイッチと吸音性に優れた多層フォームを採用することで、打鍵音も静かで、しっとりしたような独特の打鍵感がある。ロープロファイルは、本体の厚みが薄いということ。22mmと薄型で、タイピングも負担になりにくい。価格は2万5850円。
ラピッドトリガーとは、キーを押したらすぐに入力を検知し、戻すとすぐに入力解除になるゲーミングキーボードの代表的な機能の一つ。通常のタイピングには不向きとされているが、ここは設定次第で自由に変えられる。また、磁気式スイッチは、物理的接点を持たないため、耐久性・精度が高い。
●高い精度で細かい作業にも強い 思い通りに動いて効率アップにも
マウスについては、実は使ってすぐ、DPI2000ぐらいで感度が高すぎるのではないかと思った。しかし、カーソルの動きが速くても、決まった位置にピタッと止まる感覚は、まさにゲーミングマウス。コツをつかめば、むしろ普段のマウスよりも使いやすく感じられた。
ゲーミングマウスは主にシューティングゲームで正確に照準を合わせる際に使用することが多い。それ用に特化しているのだから当然と言えば当然だが、小さなボタンやリンク先も拡大せず確実にクリックできるので、作業が気持ち楽になる。これは、作業効率アップや何気ないイライラ解消にもつながりそうだ。
ほとんど充電する必要がないのも煩わしくない。競技の妨げとなるため、ゲーミングマウスは動作時間が長めだ。PRO X SUPERLIGHT 2cは、最大95時間の連続使用が可能で、別売りのPOWERPLAY 2を使えば、ワイヤレス充電が可能となるため、ほとんど充電する必要もなくなる。また、普段乾電池駆動のマウスを使っているなら、その軽さにも驚くことだろう。
「生産性」の名前で、デスクトップ用の設定もプリセットで盛り込まれている。専用アプリでは、縦横の感度まで各種設定を調整できるため、万が一最初の使用感が気に食わなくても、いろいろといじってみて自分なりの設定を見出せばいい。
なお、PRO X SUPERLIGHT 2シリーズにはサイズ、形状の違いもラインアップされている。また、ゲーマーの中では、「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」などいくつかマウスの持ち方に流派が存在する。この製品は少し小型のサイズだから、筆者にはつかみ持ちに最適だが、各々の持ち方、手のサイズに応じて、マウスの形状を細かく選べるのも、ゲーミングマウスの強みと言える。
「PRO X SUPERLIGHT 2c」は、ゲームで使うにも申し分ないが、普段使いのマウスとしても十分にアリだ。

