●ロープロ仕様は疲れにくい 音も静かだから普段使いでも安心 設定次第で幅が広がる
さて、「G515 RAPID TKL」はどうだろうか。筆者は普段高さのあるメカニカルキーボードを使用する。打鍵感を求めて、クリック音が大きめなCHERRY MX 青軸を使ったモデルを使っていたからか、より静音性が高いように感じられる。
最初は、アクチュエーションポイント(キーを押してから反応するまでのポイント)が浅いからかタイプミスが目立ってしまうが、そこはG HUBの出番。各キー個別に設定を調整できるので、間違えて押してしまうことの多いキーだけアクチュエーションポイントを深めに設定すれば、誤動作は大きく減らせる。ライティングの色も自由に設定できるのは、ちょっとうれしい。
そして厚さ22mmのロープロファイル仕様のおかげで、手首を無理に立てる必要もなく、長時間のタイピングでも疲れにくい。それに、スタンドの角度は4度、8度の二段階調節となっているので、若干の調整はきく。
このほかにもショートカットの設定などにも対応する。これはクリエイティブ用途で使っても、意外に便利そうだ。
●競技用だからこそ普段使いも快適 ゲーマーたちのこだわりが体感できる本格モデル
「PRO X SUPERLIGHT 2c LIGHTSPEED」「G515 RAPID TKL」両モデルとも、eスポーツを念頭に開発が進められた競技用モデルだが、普段使いがしにくいというわけではなかった。むしろ使いやすく、「作業用のデバイスにも、もっとこだわってもいいのかな」と、自分の作業環境の現状を突きつけられるかたちとなった。競技用だからこそ普段使いでも使いやすいと言う方が正しいのだろうか。
正直テンキーが欲しいと思ったり、サイドボタンで誤操作してしまうことも何度かあったが、そこはゲーミング用途なので仕方がない部分もある。
ただ、使ってみるとゲーマーたちのこだわりや、ゲーミングデバイスの凄みが身をもって体感できる。特に「PRO X SUPERLIGHT 2c」は最高峰をうたっているだけあって一般的なものとは大きな差を感じた。もちろん、ゲーマーに対しては十分におすすめできる。ただ、ゲームに興味がない人ほど、その使用感に驚くのではないだろうか。財布に余裕があるのなら、試してみる価値はある(BCN 寺澤 克)。

