インディカードライバーのパトリシオ・オワードは、コルトン・ハータがF2参戦とキャデラックF1のテストドライバー兼任を決めた動きについて反応を示し、彼が2027年のF1シート獲得に向けたオファーを得ている可能性が高いと主張した。
ハータは将来的なF1参戦に必要なスーパーライセンス獲得を目指し、ハイテックからF2に参戦するのに加え、テストドライバーとしてキャデラックF1チームと契約した。
オワードはハータについて、「彼は非常に才能がある」と『RACER』誌に語った。
「インディカーでは素晴らしいライバルだった。彼の成功を願っている。2027年にF1シートを獲得しなかったら、むしろ驚きだ。その可能性がなければ、こんな移籍はしないだろう」
「だから彼のことを本当に嬉しく思ってるし、ぜひ成功してほしい。だって彼が僕たちインディカーの代表になるんだから。彼には単なる自己満足以上のものがあると思う。来年F2に参戦するだけでなく、彼の成功を強く後押しする多くの関係者が確実に存在している。僕たちは彼がF1に到達し、そこで活躍することを望んでいる」
オワードはハータが直面するF2での課題について付け加え、F1シートが得られる契約がないのなら、インディカーが恋しくなるだろうと語った。
「課題は大きい。タイヤは全く違う。(F2)マシンはインディカーよりはるかに劣る。つまりマシン性能とフィーリングの面で確実にダウングレードだ」
「僕が言ったように、彼がただそれ(F2挑戦)をするためだけにそうした(インディカーを離れた)のだと知ったら、僕はショックを受けるだろう。僕には分かっている……実際のところは知らないんだけど、彼がF1のシートを得られるからこれをしているのだと、そうであることを心から願っている」
「そうでないなら、彼はインディカーを本当に恋しく思うだろう。彼がそうなると確信している」
キャデラックF1チームのCEOであるダン・タウリスは、F2への移籍はリスクを伴うものの、リスクがなければ報酬も得られないと主張している。
「コルトンにとって、F1でドライブすることは常に夢だった。しかし、それを実現するためには、この道を進む必要があった」と、タウリスはSky Sports F1に語っている。
「彼は大きなリスク、非常に大きなリスクを背負わなければならない。シートが保証されているわけではないんだ。これはF1だ。だから彼はサーキットやタイヤを学び、欧州のオープンホイールレースへの敬意を示すことを望んでいる」
「米国からの権利モデルは過去あまりうまくいかなかった。だからこそ我々は、彼がF1で走る資質があるか見極めるために、必要な知識と実績を積み上げたいのだ」
「彼は本当に特別な才能だ。多くの人はインディカーでの結果を見て『チャンピオンシップを制していないし、複数回優勝のアレックス・パロウほどではない』と言うだろう」
「(アンドレッティの)チームオーナーとして、その責任の一部は私にもあると思う。ピットレーンでのトラブルや戦略がうまくいかなかったこともあった。だがコルトンは並外れた才能の持ち主で、他のドライバーがスピードを出せない状況でもそれを引き出せる」
「マクラーレンでのテスト機会はもちろん、アルピーヌ、レッドブル、ザウバーでのシミュレータ走行においても、彼は常に卓越したパフォーマンスを発揮し、F1シート獲得に向けた非常に高い潜在能力と将来性を示してきたと思う」
「今こそそのチャンスだ。彼はシートの保証がないという大きなリスクを背負う道を選ばねばならなかった。現時点で非常に居心地の良い環境を離れ、不慣れな道を選ぶ決断だ。だが『リスクなくしてリターンなし』という通りだ」

