Liquid Glassの視認性を向上させるオプションなど多くの新機能
その他にも、さまざまなアップデートが行われている。
Liquid Glassの見え方は調整可能になった。透明度を下げて見やすくするか、それともガラスのようにクリアな表示にするかを選択できる。

筆者はLiquid Glassのユニークな表現をとても気に入っているが、「見にくくなった」という声もある。そういう人のために選択肢が用意されたというわけだ。
また、カメラに関しても細かい設定変更が可能となった。ロック画面をスワイプしてカメラを起動する動作のオン・オフをユーザーが選べるようになっており、「うっかりスワイプしてカメラが起動してしまう」ことを防ぐことができる。
録音機能の面でもアップデートが行われている。外部USBマイクを接続して録音する場合、ゲイン(音量)を直接制御できるようになった。また、収録した音声ファイルの保存場所も指定できるようになり、ポッドキャストやフィールドレコーディングを行うユーザーにとって、実用的な改善といえる。
あと、これは今回のアップデートなのか、筆者はちょっと自信がないのだが、メールやメッセージ、写真などから、スケジュールを登録できるようになっていた。写真の文字認識で日時を見つけるとキャプチャの選択画面の下に『カレンダーに追加』という選択肢が出てくる。これを選択するとワンタップでスケジュールが登録できる。

Facebook Messageなどでスケジュールの調整をすることが多い筆者にとってはかなり便利な機能だ。
名刺などの住所・氏名の写真を撮ると連絡先アプリに登録してくれるようになるとかなり便利なのだが……そちらは対応していない模様。残念。
とはいえ、Apple Intelligenceがいろいろ日常的に便利に使えるようになってきた。iPhone 15 以前のモデルを使ってる人も、次はApple Intelligence対応モデルに買い替えた方が良さそうだ。
(村上タクタ)