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GT300最年少王者にあと一歩届かずも、インパクト残した20歳の小林利徠斗。GT500昇格の準備はできている?「もしやるとなったら頑張りたい」

GT300最年少王者にあと一歩届かずも、インパクト残した20歳の小林利徠斗。GT500昇格の準備はできている?「もしやるとなったら頑張りたい」

2025年スーパーGT最終戦、GT300クラスのタイトルの可能性を有していた7号車CARGUY Ferrari 296 GT3のザック・オサリバン、小林利徠斗は7位に終わり、チャンピオンとなった65号車LEON PYRAMID AMGとわずか2.5ポイント差のランキング3位でシーズンを終えた。20歳の若手コンビの戴冠、そして20歳4ヵ月の小林によるGT300最年少王座の達成はならなかった。

 第5戦鈴鹿で優勝、第7戦オートポリスで2位と勢いに乗るCARGUYフェラーリだったが、小林は最終戦もてぎに向けて、296 GT3に課されているBoP(性能調整)的に加速が厳しく、ストップ&ゴーのもてぎとは相性が良くないだろうとの見立てを示していた。実際に予選では10番手に沈み、厳しい戦いが予想された。

 しかしながら、前半スティントを担当したオサリバンには勢いがあった。彼はコース上で次々ライバルをオーバーテイクしていき、23周目には4番手に浮上。この時点で2番手スタートの5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号が既にピットインを済ませていたとはいえ、事実上の5番手と非常に良い位置につけていた。

 ただ、小林に交代してピットアウトするとライバルである65号車LEONの後ろに回る形となってしまった。そこからは追い上げていくほどの力はなく、LEONの後ろ7位でのチェッカーとなった。

「マシンの感触はとても良く、ペースも悪くなかった」と前半スティントを振り返るオサリバン。しかし給油リストリクターの影響もありピットの作業時間が長くなってしまい、ライバルの後ろに回ることになってしまったと語る。

 オサリバンと小林が履いたタイヤは同種類だったというが、コンディションの変化も影響したか、小林は「新品タイヤ1発のタイムは割りと出ましたが、そこからのタイムの落ち幅が大きかったです。もっといけるんじゃないかと思いましたが……色々足りてない部分はあったのかもしれません」と振り返る。

 とはいえ、元々今季は埼玉Green Braveの第3ドライバーとなるはずだった小林は、CARGUY MKS RACINGの発足により急遽レギュラーシートを得て、王座には届かなかったものの、優勝1回・ポールポジション2回という目覚ましい活躍を見せた。小林本人も、自身のフル参戦2年目に一定の評価を下している。

「シーズン開幕直前に発足したこのチームで、ちゃんと走れるのかという不安な状態から始まりました。開幕戦はノーポイントでしたし、セパンも参戦していませんし、メカトラブルもありました。それでもどんどん成長していくことができ、結果的にはシリーズチャンピオン争いをするところまで来れました」

「もてぎは相性の部分もあったので、本当は調子の良いところでもっとポイントをとっておくべきだったかもしれませんが、ここまで来れるとは正直思いもしなかったです。本当にすごいことだと思うので、良いシーズンだったんじゃないかと思っています」

 インパクトのある活躍を見せた小林。気になるのは来季以降だ。トヨタ陣営は石浦宏明が今季限りでGT500から退くため、トヨタ育成ドライバーの小林にとってはステップアップのチャンスだが、今季リザーブドライバーを務めた小高一斗をはじめ、陣営内にはライバルも多い。

 自身の身の丈に合っていないカテゴリーに一足飛びで駆け上がることを良しとしない、冷静な性格である小林に、GT500昇格の準備は出来ているかと尋ねたところ、彼は最初「さあ……(笑)。どうでしょう」と苦笑したが、その後こう続けた。

「ちょっと何とも言えないですが、やると決まったらそこで頑張りたいなと思います」

「GT500は箱車といえど形だけですし、(GT300と違って)トラクションコントロールもABSもないんですよね?……そこはちょっとどうなるんだろうと思いますが、もしやるとなったら頑張りたいです」

 また、今季から日本で戦うオサリバンの去就も気になるところ。彼は来年も日本でレースをしたいと語った。

「来年どこでレースをしているかは分からないけど、来年もここで走りたい」

「CARGUYとMKSとは良いシーズンを送ることができて、もう少しでチャンピオンというところまでいけて、とても楽しかった」

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