
アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第17話「ジャパンカップ」が11月2日に放送された。ついに出走となったジャパンカップ。雌雄を決しようとレースに臨んだオグリキャップ(CV.高柳知葉)とタマモクロス(CV.大空直美)だが、レースでは海外勢から世界の洗礼を受けてしまう。苦しみながら走る2人。今話では一気に最後の直線まで描かれた。(以降、ネタバレが含まれます)
■世界の洗礼を受けたオグリキャップ
スーパークリーク(CV.優木かな)が優勝した菊花賞を挟み、第2クール中盤の山場となるジャパンカップ。そのレース当日、早朝からウォーミングアップを行うオグリだったが、脳裏からは1と1/4差でタマモに負けた秋の天皇賞のイメージが消えないでいた。
手が届きそうなほど近くて遠い、そのわずかな差。「第4コーナーを回ったところでタマより後ろにいたら末脚を使っても間に合わない」と考えたオグリは、六平銀次郎(CV.大塚芳忠)にジャパンカップでは先行策を提案。迷っていた六平も、1つ約束することを条件にそれを承諾した。しかし、レースではこれが裏目に出てしまう。
中央に移籍してからは初めての先行なうえ、オグリのポジションを奪おうと、アメリカ代表の巨神・ミシェルマイベイビー(CV.高垣彩陽)が腕、脚をガンガンぶつけて削ってくる。日本ではラフプレーだが、海外では当たり前のポジション争い。これが世界レベルのプレッシャーで、結局オグリは疲弊したうえに、末脚を残すことを考え後退してしまうのだった。
レース前半戦だけでも見応え十分。実際に並ぶと際立つミシェルの規格外の巨体には、「1人だけプロレスラー」「全然ベイビーじゃないわ」と視聴者からの声が飛ぶ。さらにそのようなピンチな状況にも関わらず「英語、分からない!!」と反応するオグリは「そこ!w」と視聴者からツッコミを受ける一幕となっていた。

■領域《ゾーン》発動「白い稲妻演出マジかっこいい」
世界の洗礼を浴びるのはオグリだけでなく、後方にいるタマモも同じだった。しかし、タマモは無理に張り合うことなく、無駄な消耗戦を避けて大外から仕切り直す。そして、スペースが空いた中団の絶好の位置に入ったのはトニビアンカ(CV.甲斐田裕子)。接触することもなく、全体を窺える位置。ここは、中継で見ているクリークが理想的と指したペストポジションであった。
道中で起こるウマ娘たちの熾烈なポジション争い。状況と戦略に応じて柔軟に対応していく必要があり、実際の競馬に置き換えると、騎手の状況分析、冷静な判断がいかに大切かが分かるシーンである。
そして、向正面で上がりはじめ、苦しむオグリを置いて前に出ていくタマモ。4コーナーから最後の直線に出たところで、領域《ゾーン》へと入る。このときタマモが刻んだ「これが日本の白い稲妻や!」のセリフには、「これを聞きたかった」「白い稲妻演出マジかっこいい」と痺れる視聴者が続出する。
しかし、タマモは後ろから異質な気配を感じる。振り返るとそこにのはトニビアンカでもミシェルでもなく、あのオベイユアマスター(CV.石上静香)だった。
前話、得体の知れない動向を見せていたオベイ。今話でも出走前からタマモに心理戦を仕掛けるように絡み、レース中ではトニビアンカの後方で全体を注視。振り返って見ると、上がっていくタマモにぴったりと追走していたのが分かる。不気味で衝撃の登場演出となったオベイに、SNSでは「ガチホラー」「俺がタマちゃんならヒエ!ってなる」といった感想が上がっていた。
◆文=鈴木康道


