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没後20年を迎える本田美奈子.さん、“本物志向”の音楽でファンを熱狂させた貴重なライブ映像を3本放送

没後20年を迎える本田美奈子.さん、“本物志向”の音楽でファンを熱狂させた貴重なライブ映像を3本放送

「本田美奈子. DISPA 1987」
「本田美奈子. DISPA 1987」 / (C)ユニバーサルミュージック

心を震わせるパワフルな歌唱力と、美しい容姿で絶大な人気を集めた本田美奈子.さん。38歳という若さでこの世を去り、2025年11月で没後20年を迎える。CS放送「衛星劇場」では、本田さんの命日である11月6日(木)に「本田美奈子.特集」と題して、今なお色あせることのない情熱的なライブ映像を3本放送することが決定。そこで本記事では、本田さんの経歴や魅力について振り返りながら、ライブ作品の見どころを紹介していく。

■強い“アーティスト志向”で幅広い分野で活躍

1985年にシングル「殺意のバカンス」でデビューした本田さん。“アイドル黄金期”だった当時、本田さんは単なる人気や流行に流されることなく、強い“アーティスト志向”で歌やパフォーマンスそのものに力を入れていた。そして1986年に5枚目シングル「1986年のマリリン」がリリースされると、「ザ・ベストテン」(TBS系)で2位を記録し人気に火が付く。その後もヒット曲を連発し、当時の音楽シーンを席巻した。

またソロ歌手として活動する一方で、ミュージカルにも挑戦した本田さん。1990年に入ると、持ち前の歌唱力や表現力を武器にミュージカルへの出演を積極的におこなった。約1万5000人が参加する「ミス・サイゴン」のオーディションで見事ヒロインの座を射止めた本田さんは、デビュー当時から変わらぬプロフェッショナルな“本物志向”を見せ、1992年度の「第30回ゴールデン・アロー賞」演劇部門新人賞を受賞。その後も「屋根の上のヴァイオリン弾き」「王様と私」「レ・ミゼラブル」などのミュージカル作品にも出演し、感情豊かな演技と美しい歌声で観客を魅了し続けていった。

そんな本田さんは、1988年にロックバンド「MINAKO with WILD CATS」も結成している。もともとゲイリー・ムーアからの楽曲提供や、ブライアン・メイプロデュースによるリリース、ジャクソン・ファミリーとの交流など、国内外問わず“ロック”に興味を示していた本田さん。その影響もあってか、松本隆作詞・忌野清志郎さん作曲のファーストシングル「あなたと、熱帯」は、センセーショナルな歌詞とハードなメロディに仕上がっており、ロックアーティストとしての新たな魅力を感じさせるものだった。

■最期まで失わなかった音楽への情熱

ソロ歌手やミュージカル、ロックバンド…と、あらゆることに挑戦し続ける本田さんの姿勢は多くのファンの心を動かしてきたが、その中で“音楽に懸ける思い”はどの活動においても一貫していた。

本田さんは、さまざまな音楽ジャンルを渡り歩き、クラシックとポップスを融合させた“クラシカル・クロスオーバー”にも取り組むようになる。2003年には全編がクラシックで構成された「AVE MARIA」をリリース。そして逝去する約3週間前にリリースしたミニアルバム『アメイジング・グレイス』は、日本人が歌うクラシックアルバムとして初のオリコントップ10入りを果たした。

本田さんは一時退院の前日に、ナースステーション前で「アメイジング・グレイス」をアカペラで歌ったそうだ。実際に本田さんの歌声を聞いた当時の担当医は「あれほど心のこもった歌を聴いたことはありませんでした。これからも、あのような歌を聴くことはないと思います」と語っている。その場にいた医療従事者たちを涙させたというその瞬間には、たとえ身体が弱っていても、“人に歌を届けたい”という魂の叫びが込められていたように思える。

■初の日本武道館公演など、本田さんの貴重なライブ映像を放送

本田さんの命日である11月6日(木)に、衛星劇場では3本のライブを一挙放送。

同日昼12時30分からは、1986年9月10日に渋谷公会堂でおこなわれた公演を中心に構成された「ドラマティック・フラッシュ」を放送。「バスルーム・エンジェル」や「Temptation(誘惑)」などのパフォーマンスに加え、「CRAZY NIGHTS」「Oneway Generation」「GOLDEN DAYS」のミュージッククリップ3曲がライブ映像に挿入されており、当時を思う存分振り返ることができる内容になっている。

また同日夜6時15分からは、1985年12月7日に開催された、本田さん初の日本武道館公演となる「MINAKO ザ・ヴァージンライヴ IN BUDOKAN」を放送。世間の“アイドル扱い”を一蹴し、堂々とロックを歌い上げた伝説のステージとなっている。同ライブでは、へそ出し衣装と激しく腰を振る振り付けで、当時大きな印象を与えたヒット曲「1986年のマリリン」も披露。歌手のマドンナから影響を受けたと言われている、本田さんの圧巻パフォーマンスを楽しめる。

そして同日夜7時30分からは、1987年に大阪城ホールや日本武道館で開催された初期の傑作ライブイベント「MOTTO MOTTO DISPA 1987」の模様を放送。当時のアイドルグループ・少女隊がゲスト出演しているほか、秋元康が作詞を手掛けた楽曲「Oneway Generation」の熱いパフォーマンスなども見どころとなっている。

心に響く本田さんの“魂のこもった歌声”を聴くことで、「生きる力」や「希望」がみなぎってくるかもしれない。

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