「まさに究極の一足」重厚なのに軽快！リアルレザーの存在感は圧倒的「HI-TECの進化形ブーツ」をエディターが試し履きレビューの画像一覧
イギリスの地で1974年に誕生したHI-TEC（ハイテック）は、もともとスカッシュシューズを作るブランドとしてスタートしました。そこからアウトドアの世界に飛び込み、重たいのが当たり前だった山登りの靴に、「軽さ」という全く新しい考えを持ち込んだことで、一気にその名を世界に轟かせたんです。そして1978年に世に出したのが、今も語り継がれる名作「SIERRA SNEAKER（シエラ スニーカー）」。これは「軽量ハイキングブーツ」の先駆けとして、アウトドアシューズの歴史を塗り替えた、まさに革命的な一足と言えるでしょう！
試し履きしたのは【HI-TEC／SIERRA LITE MOANDMO "Made in JAPAN" "MOANDMO CLOTHING"】
HI-TEC
SIERRA LITE MOANDMO "Made in JAPAN" "MOANDMO CLOTHING"
￥33,000（税込）
そんな歴史を持つブランドが、2024年にめでたく誕生50周年を迎えました！この記念すべき年に、ブランドの顔とも言える「SIERRA SNEAKER」の後継モデルとして、1990年代まで愛された「SIERRA LITE（シエラ ライト）」が、満を持して日本製で復活。当時のクラシックな形を忠実に再現しつつも、現代の私たちの日常で履きやすいように、様々な技術でアップデートされているんです。これは単なる復刻ではなく、50年の歴史と日本の職人技が詰まった、まさに特別なブーツなんですよ。
ここに注目！気になるディテール
今回の復刻モデルは、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するファッションブランド、MOANDOMO® CLOTHING（モーアンドモークロージング）との超豪華なコラボレーションとして登場しました。このタッグによって、「SIERRA LITE」史上初となる「オールレザー」仕様が実現。無骨で力強いブーツの形を、上質で味わい深い「リアルレザー」で贅沢に包み込むことで、ただの重厚感だけでなく、大人の足元にふさわしい上品さも兼ね備えた、別格のルックスに生まれ変わりました。
ソールには、あの「MOONSTAR（ムーンスター）」が独自に開発した「ベステック®」という特別な素材が使われています。これは、靴底の劣化を防ぎ、しかも軽くてすり減りにくいという、まさに夢のような素材。
かつてのハイキングブーツのクラシックな見た目を保ちながら、加水分解などによる劣化の心配をぐっと減らし、毎日ガシガシ履ける耐久性を手に入れているのは、本当に嬉しいポイントですね。
また、「SIERRA LITE」が持つ伝統的なデザインも魅力の一つです。山岳スポーツシューズらしい堅実なフォルムは、流行に左右されることなく、どんなコーディネートにも自然に馴染みます。そして、今回はアッパー全体が本革で仕上げられているため、履き込むほどに自分だけのシワや風合いが刻まれ、その人だけの「味」が出てくるんです。スニーカーのような気軽さに、ブーツの持つ育てていく楽しみが加わった、まさに究極の一足と言えるでしょう。
HI-TECの歴史と、世界初の軽量ブーツのDNA、そしてニューヨークの洗練された感性と日本の技術が一つになった、この「SIERRA LITE」。重厚な見た目からは想像もつかない軽快な履き心地と、リアルレザーの持つ圧倒的な存在感で、あなたの日常の足元を格上げしてくれることは間違いありません。ぜひこの機会に、歴史的な名作の進化形を手に取って、その魅力を体感してみてください！
文・撮影／本間新