
伝説の侍、坂田銀時……ではなく、やる気ゼロの高校教師・坂田銀八(CV:杉田智和)と、おなじみの「銀魂」キャラクターたちが生徒となって繰り広げるなんでもありな学園コメディ「3年Z組銀八先生」(毎週月曜24:00-24:30、テレ東系列ほか/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)。10月20日に放送された第3講は、長期停学中だった高杉晋助(CV:子安武人)がついに登校! しかし、彼の登場が新たな騒動を巻き起こす。(以下、ネタバレを含みます)
■高杉晋助、ついに登校! しかし様子がおかしい…?
今回の物語は、長期停学中だった高杉が銀魂高校に復帰するシーンからスタート。校門で彼を待っていた来島また子(CV:早水リサ)の前に姿を現した高杉は、「相変わらずこの世は腐ってやがる」とクールなセリフをキメるものの、その正体は高杉に変装した武市変平太(CV:茶風林)。「お前かい!」とまた子にボコボコにされるも、その後、本物の高杉が登場するのだった。
ファン待望の高杉の登場シーンは、まさかの偽物オチからスタート。冒頭からいつもとは違うシリアスな空気が漂っていただけにそのギャップは凄まじく、SNSでも「登場シーンからかっこよすぎる…からの武市先輩w」「シリアスとギャグの温度差で風邪ひくわ!」と、歓喜とツッコミの声が殺到。高杉の登場を心待ちにしていたファンほど、この落差に笑ってしまったに違いない。高杉本人のクールな佇まいと、彼を取り巻く鬼兵隊メンバーのポンコツっぷりとの対比が印象的だ。
■まさかのトーク番組出演!? 高杉、ギャグアニメの洗礼を受ける
そのころ校内では、「極悪」と書かれたステッカーを売りつける「ステッカー騒動」が問題となっていた。風紀委員である近藤勲(CV:千葉進歩)、土方十四郎(CV:中井和哉)、沖田総悟(CV:鈴村健一)は、被害者が出たことから調査に乗り出す。一方高杉は、他のヤンキーグループから「ステッカー騒動」の犯人と目され絡まれるも、岡田似蔵(CV:青山穣)がこれを一蹴。高杉もまた、この騒動の裏を探るよう、河上万斉(CV:山崎たくみ)たちに指示を出す。
高杉の登場により、コメディに特化していた本作も一気にシリアス度が急上昇……かと思われたが、全然そんなことはなかった。放送部の結野クリステル(CV:成田紗矢香)からの取材を受けた高杉は、「結子の部屋」なるトーク番組に出演するハメに。結野は『銀魂』で高杉がギャグパートに参加しなかったことをイジり、「アニメ銀八では難しい」という理由で停学にされていた、という裏事情を暴露し、さらには高杉に対して「アニメとかけて…」と無茶振りな謎かけを要求するなど、やりたい放題。この予想だにしなかった展開に、SNSも騒然。「高杉が徹子の部屋みたいな番組に出てるwww」「シリアスキャラが高杉しかいない地獄絵図」と爆笑の渦に。パロディ全開な『銀八』の世界の中で、なんとかクールを貫き通そうとする高杉だったが、やがてそれも限界を迎え、ついには「アニメが再開して嬉しいです」と率直な感想を言ってしまうのだった。さらに謎かけにも応え、これには「歴史が動いた!」「銀八、なんでもありかよw」「子安さんの声でこれ聞けるの最高すぎる」など、彼の新境地を歓迎する声で溢れていた。
■ステッカー大喜利からの宿敵再会!
高杉からの指示で、「ステッカー騒動」の犯人捜しを始める高杉一派。街中でステッカーを貼っている通行人を見つけようと見張っていたところ、次々と怪しい通行人が通るも、空振りに終わる。するとそこへ「極悪」ステッカーを売る不良たちが登場し、合流した高杉も含めて大乱闘が勃発。最後は銀八が割り込んで高杉と一触即発となるも、銀八は事を荒立てずにその場を去っていくのだった。
終盤はまさかの大喜利大会が開幕。「極悪」ステッカーの「極」の文字から「極つぶし」長谷川泰三(CV:立木文彦)、「極上マットプレイ」東城歩(CV:遊佐浩二)・・・と続いたかと思えば、某アニメのキャラクターを用いたオチで落とすなど、テンポ感抜群の展開。これにはSNSでも「ステッカー大喜利、腹筋崩壊したw」「ヅラが全部持ってった」「なんでステッカーで会話できるんだよw」と、ツッコミの嵐が巻き起こった。
そして、ついに対面を果たした銀八と高杉の掛け合いも見どころ。かつての宿敵同士ならではの緊迫した空気が流れつつも、銀八は「宿題やって歯磨いて寝ろ」と言い残し、その場を去っていく。このラストシーンは、教師と生徒という立場を超えた、二人の特別な関係性を象徴しているようで、独特な空気感だった。多くを語らずとも互いの存在を認め合っているかのような、ビターで味わい深い締めくくりに、「最後の銀八と高杉の対峙、痺れた…」「語らないのが逆にかっこいい」「これからの二人の関係が気になる!」など、今後の展開への期待を寄せる声が多く見られた。さて次回第4講「恐怖と笑いは紙一重」は10月27日放送済み。次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介


