・金言
そのことを出島のガイドさんに伝えると以下のように教えてくれた。
ガイドさん「ハハハ。確かにそうですねぇ(笑)。ただ当時の江戸幕府はそれだけキリスト教が広がることを恐れていたのだと思います。言われてみれば出島の狭さは “江戸幕府の怯え” を表しているのかもしれませんね」
出島の狭さは江戸幕府の怯え──。この言葉は私の胸にスッと入って来た。そうか、それならば出島の狭さも理解できる。現在と当時ではあまりにも価値観が違うが、今なお残る出島の狭さは江戸幕府の恐れを物語っているのかもしれない。
歴史の授業で習ったため「出島」の概要についてはわかっていたが、やはり実際に行ってみて感じるものは多くある。おそらく100人中99人が「出島せま!」と思うだろうが、こんな解釈もあるとご記憶いただければ幸いだ。
