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芦田愛菜、細田作品「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアに登壇「生きることは愛することなんじゃないかと感じます」

芦田愛菜、細田作品「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアに登壇「生きることは愛することなんじゃないかと感じます」

細田守監督の新作「果てしなきスカーレット」で主人公・スカーレットを演じた芦田愛菜
細田守監督の新作「果てしなきスカーレット」で主人公・スカーレットを演じた芦田愛菜 / 撮影:田中隆信

芦田愛菜と岡田将生が11月5日に都内で行われたアニメーション映画「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアに、染谷将太、宮野真守、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、細田守監督と共に登壇した。

■細田守監督の4年ぶりの新作は“生きる”をテーマにした作品

「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみとこどもの雨と雪」「バケモノの子」「未来のミライ」「竜とそばかすの姫」などを手掛けてきたアニメーション映画監督・細田守の最新作「果てしなきスカーレット」。本作は、主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも“死者の国”で再び宿敵に復讐を果たそうとする、“生きる”をテーマにした物語。

主人公・スカーレットを芦田、スカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を岡田が演じる。他に、ギルデンスターンを染谷、墓掘り人を宮野、ヴォルティマンドを吉田、ガードルードを斉藤、コーネリウスを松重が演じている。

登壇した芦田は「一生懸命声を演じたスカーレットがどんなふうに受け止めていただけるのか、とても緊張もありつつ、楽しみです」と、岡田は「僕自身、声優というのが初めてでして、すごい僕自身チャレンジさせていただいたお仕事です。今日、皆さまに見ていただけるということでうれしいです」と日本での初上映直前の気持ちを伝えた。
2階のバルコニーから手を振る芦田愛菜と岡田将生
2階のバルコニーから手を振る芦田愛菜と岡田将生 / 撮影:田中隆信


■岡田将生「一生忘れない時間だと思います」

ヴェネツィア国際映画祭でのワールドプレミアも大好評だったという本作。現地に行っていた芦田は「ヴェネツィアは本当に美しい街で、私自身、すごく憧れの街だったので、そのヴェネツィアという都市での映画祭で、映画祭の皆さんが本当に温かく受け入れてくださったのがうれしかったです。皆さんの映画を見てくださった後の笑顔が、すごく忘れられない思い出になりました」と語った。

同じく現地に行った岡田も「一度は行ってみたい場所だったので、この映画を通して映画祭に参加できたことは本当にうれしかったです。芦田さんと一緒にゴンドラに乗せてもらったり、たくさんいい思い出があったんですけど、本当に映画愛があふれてる映画祭で、お客の皆さまと一緒に同じ劇場の空間で『果てしなきスカーレット』を見させていただいた経験は一生忘れない時間だと思います」と訪れた時の様子を伝えた。

77の国と地域での配給が決定していることについて、芦田は「たくさんの方に、世界の方々に見ていただけるというのは純粋にうれしいですし、各国さまざまな死生観があると思うので、見終わった後に『あんたはここどう思った?」とか共有したくなる作品だと思うので、世界のたくさんの方の解釈だったり感想をうかがってみたいなと思います」と答えた。
「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアより
「果てしなきスカーレット」ジャパンプレミアより / 撮影:田中隆信

俳優陣の声を絶賛する吉田鋼太郎
俳優陣の声を絶賛する吉田鋼太郎 / 撮影:田中隆信


■吉田鋼太郎「今回はね、頑張りましたね!」

吉田は「声優と俳優の垣根はどこなのかは難しいところですし、声優と俳優を分ける必要もないかと思うんですけど、やっぱり後ろめたさがあって。『ヘタクソな、声優でもない役者にやらせるな』みたいな辛口のご意見が出ることもあるんですが、今回はね、頑張りましたね! 僕と松重のことは置いといて、芦田愛菜ちゃんは言われないと分からないです。僕としては『え? これ、芦田愛菜さんなの?』っていう驚きがほしいくらい素晴らしいんです。岡田くんも最初分かんなかったんですよ。さっき会った時に『ちょっと声低くしてた?』って聞いたら『その通りです』って言うのです。すごい工夫をされてて。あと、染谷くんは絶対分かんない! 途中で(人が)変わってて、染谷がやってないんじゃないか?っていうくらい染谷くんは凄まじいですよ。斉藤由貴さんも分からないくらいで、『斉藤由貴さんだよ』って教えてもらったら『なるほど!』って思うくらいの面白さ、楽しさがあります。今回、声をやった俳優陣、これも見どころだと思うので、ぜひお見逃しなきようお願いします」と共演した俳優陣を絶賛。

長編アニメーション映画の声優は初挑戦となる岡田は「本当に楽しかったです」と感想を伝え、「初めてなので分からないことだらけだったのですが、監督に一から教えていただいて、監督と共に“聖”という役を作り上げたと思います。一緒に取材をされている中で、こんなにもたくさんの制作の方々がいて、いろんなセクションに分かれて、この『果てしなきスカーレット』を作ってる皆さまの代表として今立っているということを改めて考えると緊張してしまうんですけど、代表してこの映画の素晴らしさをぜひ皆さんに分かっていただけるよう頑張っていこうと思っています」と思いを伝えた。
長編アニメーションで声優初挑戦の岡田将生
長編アニメーションで声優初挑戦の岡田将生 / 撮影:田中隆信


■芦田愛菜「声を吹き込むというよりも、魂を吹き込むような気持ちで」

そして、主人公“スカーレット”とどう向き合ったのかを聞かれた芦田は「最初に監督とお話をさせていただいた時に、現代を生きている19歳と、中世を生きる、そして王女としての19歳というのは、やっぱり持っている覚悟や自覚が違うだろうから、その違いが出るといいなというお話をいただきました。どうやればいいんだろう?って悩みながらだったんですけど、中世を生きたジャンヌダルクだったり、エリザベス1世だったりの作品に触れて作り上げていって。『本当に体当たりじゃないとできないだろうな、このシーンは』っていうシーンもたくさんあったんですけど、声を吹き込むというよりも、魂を吹き込むような気持ちで向き合わせていただいた作品になりました」と役づくり、アフレコの時の気持ちを明かした。

最後、MCから「芦田さんにとって“生きること”について、この映画の持つ意味は演じられた上でどのように捉えられているか?」と問われ、「先日、ある物語を読んでいて、その一節に『人生の意味より人生そのものを愛せ』という会話があって、『あ、これってまさに私が映画を見て思ったことなんじゃないかなってふうに思ったんです。スカーレットは自分で自分を傷つけて、『こうあらなければいけない』『こういう生きる意味を持たなきゃいけない』ってすごくしばられて生きていた女の子で。でもそんなスカーレットが死者の国での旅だったり、聖との出会いを通じて、自分の人生を愛せるようになるのかもしれないというか、自分自身を愛せるようになっていく、そんな作品なのかなと思ったりしました。人生の愛を見つけられた時、生きる意味みたいなものが生み出せるんじゃないかと感じました。意味を持って生きなきゃっていうんじゃなく、生きること、その行為自体に意味があって、生きることは愛することなんじゃないかと感じます」と自身の解釈を語った。

そして「この作品を見てくださった皆さま、本当にたくさんの解釈があると思うんですが、ぜひ映画館の中で生きること、愛することは何だろう?って、スカーレットの生きる世界に思いを馳せながら一緒に考えていただけたらうれしいなと思います」というメッセージを届けて締めくくった。

映画「果てしなきスカーレット」は11月21日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信
(左より)細田守監督、吉田鋼太郎、染谷将太、芦田愛菜、斉藤由貴、岡田将生、宮野真守、松重豊
(左より)細田守監督、吉田鋼太郎、染谷将太、芦田愛菜、斉藤由貴、岡田将生、宮野真守、松重豊 / 撮影:田中隆信

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