アプリリアはMotoGPでドゥカティに次ぐパフォーマンスを発揮し、時にはそれを凌ぐ速さを見せるなど大きな進歩を示している。その鍵となっているのは新テクニカルディレクターのようだ。
2025年シーズンは残すところあと2戦となっているが、ここまでにアプリリアはマルコ・ベッツェッキ(ファクトリーチーム)が決勝で1度、スプリントでは3度の優勝を記録。オーストラリアGPではサテライトチームのラウル・フェルナンデス(トラックハウス)も勝利してみせ、マニュファクチャラーズランキングでは2番手につけている。
彼らは2023、2024年シーズンも勝利はしてきたが、今年は排熱など長年の問題を解決し、幅広いサーキットでパフォーマンスを発揮するバイクへと進化させている。
そして、その鍵のひとつとなっているのが、2024年シーズン終了後にKTMからアプリリアへ加入した新テクニカルディレクターのファビアーノ・ステルラッキーニだと、ライダー達は語っている。
「まず最初に、彼はもの凄く賢い人なんだ。バイクのことだけじゃなくて、全体的にね。なんでも話していいし、彼はとても多くのことに精通している」
ベッツェッキはステルラッキーニについてそう語る。
「レース以外のことについて話していても凄く良くて、最高だね」
「それはそれとして、レースについても彼はすごいノウハウの持ち主で、経験も豊富だ。それに人柄もよくて、難しい状況に陥るようなことはない。他のエンジニアと話すと、ファビアーノより知識面でちょっと差があると感じることもあるんだ。彼と一緒にやれるのは素晴らしいよ」
「その経験豊富さからか、とても落ち着いているし、本当にプロフェッショナルなんだ。彼と一緒に仕事をしていると、とても良い感じなんだ」
フェルナンデスはステルラッキーニの指導のおかげで、さらに前進することができたと語る。
「KTM時代のMotoGPに参戦したばかりの頃にも、彼と一緒に仕事をする機会はあったけど、実際に一緒に働いたことはなかったから、少し変な感じだね」とフェルナンデスは言う。
「今年の序盤は怪我をしてしまったこともあって、彼と取り組む十分な時間がなかったけど、最近のグランプリでは、僕が今のポジションに入るための最後のステップを踏み出す上で手助けしてもらった」
「彼と一緒に働けてとても嬉しいよ。とても優れた人物だし、特に僕は最後の一歩を踏み出す必要があった瞬間に、彼にとても助けられたからね」

